2007年08月22日 更新
反町ジャパン、北京五輪へ辛勝スタート 青山直が千金弾

日本−ベトナム 前半、先制点を決め、喜びを爆発させる青山直=国立競技場

日本−ベトナム 前半、競り合う柏木(17)=国立競技場
22歳以下によるサッカー男子の北京五輪アジア最終予選が22日始まり、4大会連続の五輪出場を目指すC組の日本は東京・国立競技場でベトナムに1−0で辛勝した。
日本は圧倒的に攻めながら得点できない展開が続いたが、前半終了間際に柏木(広島)の右CKを青山直(清水)が頭で合わせて先制した。その後も惜しいチャンスが何度もあったが、追加点は奪えなかった。
ホームアンドアウエー方式で争われる最終予選は、12チームが3組に分かれ各組1位だけが五輪出場権を獲得する。日本は9月8日にサウジアラビア、12日にカタールと対戦する。
★青山直、うれしい初ゴール 守備でも無失点に貢献
前半終了間際、青山直が頭で先制点を挙げた。柏木の右CKに近いサイドに走り込んで頭で決めた、うれしい代表初ゴール。「(相手は)高さがないし、セットプレーはチャンスだと思っていた」という狙い澄ましたゴールは、日本にとっても待望の1点だった。
ベトナムとの最終予選初戦を前に、守備のまとめ役だった伊野波が負傷で離脱。青山直は「不安はあるけど、(代役を)誰がやるにしてもしっかりやりたい」と気持ちを高めていた。守備面では1トップの相手に対して4バックでスタート、相手が2トップ気味になると3バックへと変更するなど柔軟に対応し、無失点で切り抜けて勝ち点3につなげた。
「1−0でDFにとっては余裕がなかった。ドキドキした」。自らがたたき出した1点を守り抜く緊張感を楽しんだようだった。
★柏木、抜てきに応える
19歳の柏木が五輪出場を目指す代表で初出場し、決勝点を引き出す大仕事を果たした。右CKで青山直に合わせ、U−20(20歳以下)代表からの抜てきに応えた背番号17は「ベトナムは小さくてスペースが空き狙っていた。青さんがうまく合わせてくれた」と喜んだ。
後半31分に退くまで守備でも奮闘した。「代表に残りたいので一生懸命やった。応援が気持ち良かったし、やりがいがある。もっと経験したい」と目を輝かせた。
★山本海が好セーブ
後半43分のあわや同点かというベトナムの直接FKを、2次予選の出場は1試合のみだったGK山本海が好セーブで防いだ。
クロスを上げてくると想定した守備の裏をかかれた。「見た目はぎりぎりだったが、自分としては冷静に対処できた」と落ち着いた口調だった。
課題として挙げたのは壁の作り方。「あそこを抜かれてはいけない。レベルの高い相手だと決められてしまう」と反省した。


◆日本・反町監督の話
「勝ち点3は素直に喜びたい。ただ、流れの中で点が欲しかった。もっとプレーの精度やペナルティーエリア内の迫力を上げていきたい」