【第52号】日本−大差つけ空前の五輪4連覇
(72年ミュンヘン・体操・男子団体総合)
★まさに最強の6人

1972年ミュンヘン大会、体操男子団体総合で圧勝し4連覇を果たした日本チーム
日本が圧倒的な強さで4連覇を達成した。この時の日本は、前回個人総合Vの加藤沢男25歳、同じく種目別で金3個の中山彰規29歳、監物永三24歳、「月面宙返り」の塚原光男24歳のメキシコ組に、笠松茂25歳、岡村輝一24歳が加わったまさに史上最強といっていいメンバー。
案の定、規定から大量リードを奪うと、自由では最後の鉄棒で、塚原が、驚異のウルトラC「月面宙返り下り(ムーンサルト=後方かかえこみ宙返り2分の1ひねり前方かかえこみ宙返り2分の1ひねり下り)」を披露すると超満員の大観衆はスタンディングオベージョンの嵐。7・20という予想外の大差をつけ、五輪4連勝(世界選手権を含め7連勝)を達成。空前の快挙に、この大会を最後に退くブランデージIOC会長が直々にメダルを授与した。
最強メンバーの中で、加藤沢とともに中心となったのが監物。床運動での3回ひねりのウルトラCに加え、堅実な演技で、2年前の世界選手権で日本選手として初の個人総合優勝を達成。この大会は個人総合の最有力候補といわれたが、加藤沢の前に0・075差で銀。3回の五輪で、団体の金3以外は銀3銅3と、個人の金メダルには恵まれなかった。

