【第6号】清川正二−圧倒的な強さで世界記録に0秒4差
(32年ロサンゼルス・水泳・男子100メートル背泳ぎ)

五輪の大舞台ではためく日章旗3本。表彰台独占といえば、1972年札幌五輪の日の丸飛行隊を思い出すが、さらに遡ること40年、現在から72年前。競泳第7日目の8月12日、男子100メートル背泳ぎで、史上初の快挙が実現した。
金・清川正二(まさじ)、銀・入江稔夫(としお)、銅・河津憲太郎。名古屋高商に在籍する19歳・清川は25メートル付近でトップに立つと、圧倒的な強さでそのままゴール。優勝タイムは1分8秒6で世界記録にわずか0秒4差だった。
清川は、4年後のベルリン五輪でも100メートル背泳ぎで銅メダル。その後IOC委員として活躍した。
88年ソウル五輪では、同種目で、自身以来51年ぶりの金メダリストとなった鈴木大地の表彰式に出席。自らの手で金メダルを授与する感動のシーンがみられた。99年、86歳で死去。

