夏季五輪ヒストリー

 

第25回 バルセロナ大会
火のついた矢が聖火台を点火

★無名の少女、岩崎恭子が逆転劇で優勝
メダル獲得ベスト5
国名
EUN 45 38 29
米国 37 47 37
ドイツ 33 21 28
中国 16 22 16
キューバ 14 11
17 日本 11

アーチェリー選手の放った火のついた矢が聖火台を点火させた開会式から2日後の7月27日、競泳女子200メートル平泳ぎで、世界的にまったく無名だった少女、岩崎恭子が終盤の逆転劇で優勝。「いままで生きてきた中でいちばん幸せです」のセリフとともに国民的ヒロインとなった。14歳と6日。日本選手最年少、競泳史上最年少の金メダリストだった。

陸上競技のマラソンでは男子の森下広一、女子の有森裕子がともに銀メダル。男子400メートルでは高野進が決勝進出を果たし、現在の日本スプリント陣活躍の基礎を築いた。柔道では吉田秀彦と古賀稔彦が金メダル。一方、ソ連など東側諸国の崩壊、分裂とともに、日本の国際競争力は低下。体操、レスリングなどのかつてのお家芸では銀1銅1が精一杯だった。

商業五輪の発展とともにプロ選手への門戸開放も進み、バスケットボールでは米国がNBAのオールスターによる「ドリームチーム」を結成。マジック・ジョンソン、マイケル・ジョーダンら豪華メンバーが圧倒的な強さで優勝した。

■第25回バルセロナ大会(スペイン)

・1992年7月25日〜8月9日
  ・25競技257種目
  ・169カ国9368選手参加