第23回 ロサンゼルス大会
ビジネスに徹した五輪
★カール・ルイスが陸上短距離とリレーで4冠
| メダル獲得ベスト5 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 順 | 国名 | 金 | 銀 | 銅 |
| 1 | 米 国 | 83 | 61 | 30 |
| 2 | ルーマニア | 20 | 16 | 17 |
| 3 | 西ドイツ | 17 | 19 | 23 |
| 4 | 中 国 | 15 | 8 | 9 |
| 5 | イタリア | 14 | 6 | 12 |
| 7 | 日 本 | 10 | 8 | 14 |
五輪はビジネス−。大会組織委員長に就任した卓越したビジネスマン、ピーター・ユベロスが現在に至る五輪の方向性が決定づけた。(1)テレビ放映権料(2)1業種1社制度によるスポンサー協賛金(2)入場料収入(4)記念コイン販売の収入−を主要収入源とし、聖火ランナーからも参加料を取るなどビジネスに徹した。五輪マークを徹底して高く売る一方、競技施設はなるべく既存施設を使い、ボランティアを大勢動員するなどして、黒字は2億1500万ドル(約430億円)に達した。
中国が初めて五輪に登場したが、前回モスクワ五輪の西側諸国ボイコットの報復としてソ連、東ドイツなどが不参加。数の上では過去最高の国が参加したが、前回に続く“不完全五輪”だった。
話題の中心は米陸上界のスーパースター、カール・ルイス。男子短距離とリレーで4冠を達成した。日本勢は瀬古利彦と宗茂・猛兄弟が出場した男子マラソンがメダルなしに終わったものの、柔道男子無差別級の山下泰裕は右足を痛めながらも優勝。射撃では48歳の蒲池猛夫が日本人最年長金メダルを獲得した。
■第23回ロサンゼルス大会(米国)
・1984年7月28日〜8月12日
・21競技221種目
・140カ国6802選手参加

