夏季五輪ヒストリー

 

第16回 メルボルン大会
南半球での初の開催、馬術を除く

★「小野に鉄棒」…体操ニッポン躍進
メダル獲得ベスト5
国名
ソ 連 37 29 32
米 国 32 25 17
豪 州 13 14
ハンガリー 10
イタリア
  日 本 10

南半球で初めて五輪が開かれた。開催時期の設定が難航したが、11月22日から18日間に決着。ただし、検疫の関係から馬術だけ6月にストックホルム(スウェーデン)で行われた。

開催国の豪州はとくに競泳で旋風を起こし、男子13種目中8種目で優勝。マレー・ローズは400メートル、1500メートル自由形と800メートルリレーの3種目で金メダルを獲得し、国民的英雄となった。

日本勢は競泳男子200メートル平泳ぎで「潜水泳法」の世界記録保持者・古川勝が金メダル。ラスト10メートルからの潜水で追い上げてきたソ連選手を引き離し、吉村昌弘も潜水を駆使して2位に食いこんだ。この潜水泳法は今大会を最後に禁止されてしまった。

「体操ニッポン」の活躍が始まったのも今大会からだ。小野喬が得意の鉄棒で金メダルを獲ったのを筆頭に金1銀5銅5のメダルを獲得した。開会式の旗手を任せられるほど期待されていたレスリングの笹原正三は重圧にも負けず、フリー・フェザー級で金メダルを獲った。

■第16回メルボルン大会(豪州)

・1956年11月22〜12月8日
  ・17競技145種目
  ・67カ国3178選手参加