夏季五輪ヒストリー

 

第10回 ロサンゼルス大会
陸上競技で初めて写真判定装置登場

★日本・男子、競泳6種目中5種目を制す

メダル獲得ベスト5
国名
米  国 41 32 30
イタリア 12 12 12
フランス 10
スウェ−デン
日本

経済恐慌(29年)が起きた直後の米国で開催され、陸上競技で初めてカービーカメラ(写真判定装置)が登場、威力を発揮した。男子100メートル決勝は米国のエディー・トーランとラルフ・メトカルフの2選手が肉眼ではまったく同時にゴールテープを切ったに見え、記録も10秒3と同タイム。しかし、写真判定の結果、トーランがわずかにリードしているのがわかり、優勝が決まった。

31年の満州事変で反日感情が高まる中、日本勢は大活躍。男子の競泳では6種目中5種目を制し、100メートル背泳ぎでは清川正二らが金銀銅のメダルを独占。100メートルと1500メートル自由形でもワンツー・フィニッシュを飾った。陸上でも「暁の超特急」吉岡隆徳が100メートル決勝に進出(6位)。南部忠平が三段跳びで金、走り幅跳びで銅メダル。西田修平が棒高跳びで銀メダルを獲得した。

 

そして、閉会式の直前に行われた馬術の大障害で、ウラヌス号に騎乗した「バロン・ニシ」こと西竹一男爵が見事な優勝を飾り、米国人も反日感情を忘れて大喝采を送った。

■第10回ロサンゼルス大会(米国)

・1932年7月30日〜8月14日
  ・17競技117種目
  ・37カ国1333選手参加