夏季五輪ヒストリー

 

第7回 アントワープ大会
五輪旗が初めてスタジアムに翻る

★「平和の祭典」を強調して開催
メダル獲得ベスト5
国名
米  国 41 26 27
スウェ−デン 17 19 26
英  国 15 15 12
ベルギー 14 11 10
フィンランド 14 10  9

第6回ベルリン大会が第一次世界大戦で中止になったのを受け、「平和の祭典」を強調して開催。5個の輪を描いた五輪旗が初めてスタジアムに翻り、開会式で選手宣誓も初めて行われた。

2度目の五輪参加の日本勢は、陸上競技や競泳ではまだまだ外国勢に歯が立たなかったが、目を見張る活躍を見せたのがテニスの熊谷一弥と柏尾誠一郎だった。熊谷は三菱合資、柏尾は三井物産の社員として米国に滞在しており国際経験は豊富。とくに熊谷は五輪前年の全米ランキング3位という実力者だった。

左利きの熊谷はシングルスの決勝戦こそ雨で眼鏡が濡れて苦戦したが、堂々の銀メダル。これが日本選手が初めて手にした五輪メダルだった。柏尾と組んだダブルスでも銀メダルを獲得した。

スウェーデンの射撃チームの一員としてランニング・ディア(単発)で団体銀メダルを獲得したオスカー・スパーンは72歳280日で五輪史上最年長メダリストになった。最年長金メダリストもスパーンで、第5回大会の同種目で優勝したとき64歳258日だった。

■第7回アントワープ大会(ベルギー)

・1920年4月20〜9月12日
  ・23競技152種目
  ・29カ国2607選手参加