2008年04月14日 更新
佑ちゃん2年目好発進!大学初の無四球完封勝利

大学初の無四球完封勝利。斎藤は最高の形で2年目を発進した(撮影・江角和宏)

打っても大活躍。九回、斎藤は左前に3本目の安打を放った。投手は安原(撮影・千村安雄)
東京六大学野球第1週第2日(13日、神宮)有言実行の完封勝利だ! 早大はリーグ記録にあと1点と迫る28得点の猛攻に加え、エース斎藤佑樹投手(2年)が東大を4安打、無四球で完封し、28−0の大勝。勝ち点1を奪った。斎藤は、無四球とともに目標とするシーズン5勝へ、絶好のスタートを切った。
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どんなに点差が開いても、集中力を切らさない。斎藤が大学初の無四球完封勝利。最高の形で2年目を発進した。
「かなり点を取ってくれたので投げやすかった。寒かったので、調子はそんなによくなかった。5、6割ですね」
リーグ戦史上2人目となる1年春から3季連続の開幕戦先発は逃した。しかし、今季のノルマに挙げた5勝とともに掲げた「全試合完投&無四球」を初戦からクリア。直球はMAX144キロをマークし、球数も完投では自己最少の93球で通算9勝目を手にした。
大爆発した打線の中で、自らも3安打2打点。気温9度、冷たい雨の影響もあり観衆は8000人と、1万8000人を集めた昨春の開幕戦に比べて減少したが、佑ちゃんのパワーは上昇し続けている。
第2戦先発は、前日12日の開幕戦直前に告げられたという。背番号「16」から今季は投手陣の柱を示す「1」となっただけに、開幕投手でないことに「ちょっとびっくりした。とまどいました」。それでも12日の夜、いっしょに食事した父・寿孝さん(59)は「(開幕投手は)気にしていなかった。『着実に階段を登るようにやっていく』と話していた」。チームの勝利を最優先する心構えを見せていたという。
「次の目標は(26日からの)法大に勝つこと」と斎藤。狙うのは個人記録ではない。リーグ戦史上7度目、早大として2度目となる4連覇へむけ、エースとしての役目を果たすだけだ。
(近藤安弘)
★佑ちゃんTALK
――今季初登板だったが
「守りやすいようにテンポを上げて投げました。最初の試合にしては悪くなかったです。無四球で終われてよかった」
――完封勝利
「応武監督から『1人で投げろよ』といわれていたので降りるつもりはなかった。点差があったので、集中力を切らさないように投げました」
――開幕2戦目の登板
「きのう(12日)応武監督からいわれました。(開幕投手へのこだわりについて)プロとアマとでは違う。開幕どうこうよりも結果なんで。(連続開幕投手の)記録を作ってもプロじゃないので、気にはしませんでした」
――打撃もよかった
「去年はバッターボックスに立つだけで精いっぱいでしたが、いろいろと考えてやっていきたい。(本塁打は)打ちたかったですけど、みんなが打っていたので、いいかなと。ここぞという場面で打ちたい」
◆一回に斎藤から初安打を放った東大・前代
「ストレートが甘いところに来た。斎藤君は、点差が開いてからは力を抜いているなと感じた」
★その時
実家のある群馬・太田市から球場に駆けつけた斎藤の父・寿孝さん(59)は「いつも人間的成長を見ている。着実に1年が経過しているなと感じた」と、大量得点差にも集中力を切らさずに完封した息子に目を細めた。最近は斎藤からの連絡は減ったそうで、逆に自覚や自立を感じているという。完勝ムードの中、母・しづ子さん(48)、兄・聡仁さん(22)とともに七回終了後に帰路についた。








◆大敗に東大・中西監督
「これだけ点を取られると…。それでも戦う姿勢が出てきた。それが収穫です」