2008年04月12日 更新
2年目春も佑ちゃんがVけん引!東京六大学12日開幕

斎藤は昨春の開幕戦で鮮烈デビュー、秋の開幕戦でも勝利。そして2年の春…。再び、大記録のかかるマウンドだ
東京六大学野球の春季リーグ戦が12日、神宮球場で開幕する。開幕戦は東大−早大で2年目を迎える早大・斎藤佑樹投手(2年)は、新人だった昨春からの3季連続開幕投手が濃厚。新たに取り入れた指先の力をつけるトレーニングでキレの増した“佑ちゃんボール”を武器に、同リーグ史上初となる新人から3季連続の開幕戦勝利投手を目指す。
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気負いも緊張もない。午後2時から西東京市の早大グラウンドで行われた開幕前日練習。2年目を迎える斎藤は自然体だった。
「今年は(気持ちに)余裕があります。変な余裕とかじゃなくて。去年は不安があったけど、今年はないです」
他の主力投手がブルペン入りする中、斎藤はノースロー。室内で遠投を行っただけだった。「今まで試合前は投げていたんですけど、ちょっと変えようかなと」。
開幕を意識した新しい調整方法だ。応武監督は開幕投手について明言を避けたが、「斎藤は(今週は)火曜日に投げて、水曜日は投げなかった。木曜日は投げたけど、きょう(金曜日)は投げていない。ということは…ね」とニヤリ。斎藤の3季連続開幕投手を示唆した。
佑ちゃんは強化した“指力”で期待に応える。3月下旬に右手中指のまめがつぶれて苦しんだが、実は新たに取り入れた指先のトレーニングの成果だった。寮の部屋などでボールを指でもむように強化。指先の力が増したことで直球や変化球のキレが増した。昨年までとは違う“佑ちゃんボール”で2年目のシーズンに臨む。
「目標は(春季リーグで)5勝と無四球です」。昨年、1年生投手としては80年ぶりの春秋開幕戦勝利投手になったが、新人から3季連続の開幕戦勝利投手になればリーグ史上初。大偉業のかかった開幕マウンドにあがる。
(近藤安弘)
★佑ちゃんTALK
――いよいよ開幕
「今年は(気持ちに)余裕があります。変な余裕とかじゃなくて。去年は不安があったけど、今年はないです」
――今の状態は
「感触はいつも通り。きょうは(ブルペンで)投げていません。室内で遠投をしていました。今まで試合前は投げていたんですけど、ちょっと変えようかなと」
――今季の目標は
「目標は今季(春季リーグで)5勝と無四球をやっていきたい」
――まめがつぶれていた右手中指の状態は
「もう大丈夫。つぶれた理由? 指先のトレーニングをしていたので。ボールを握っていた。時間があればずっとやっていました。もむような感じで。ボールが指にかかるようになってきた」
――家族の応援は
「見に来ないといっていましたね。(6月6日の誕生日がくれば)ハタチですからね、1人で」
■佑ちゃん・昨年の開幕戦VTR
4月14日、春季リーグ開幕戦の東大戦に先発。1930年の高橋一(帝大=現東大)以来、77年ぶりの1年生開幕投手として、毎回の8三振を奪う6回1安打無失点の好投。8−0勝利に貢献し、同27年の宮武三郎(慶大)以来80年ぶり2人目となる1年春の開幕投手白星を挙げた。秋季リーグも9月8日の開幕東大戦に先発。7回3安打無失点で8三振を奪う好投。チームも9−1と勝利し、宮武以来80年ぶりとなる1年生の春夏連続開幕勝利を飾った。
★東大、緩急で早大封じだ
東大は午後2時から2時間、神宮球場の室内練習場で調整した。先発が濃厚な左腕・鈴木(3年)はノースロー。最下位脱出のキーマンは「チェンジアップで抑えられるよう頑張りたい」と緩急をつけた投球で早大の強力打線封じを誓った。
■春季リーグ戦の見どころ
早大がリーグ記録に並ぶV4に挑む。2年目を迎える斎藤(2年)を軸に投手陣は充実。打線も主将の上本、松本啓(ともに4年)ら3連覇の経験者がそろい、スキはない。
善波新監督が率いる明大は広陵高を昨夏の甲子園準Vに導いた野村ら、好素材の新人が多く加入した。3季連続4位からの脱却を狙う法大は、足や小技をからめた「スモールベースボール」で活路を開く。練習場が神宮球場と同じ人工芝に改修されたのは、大きなアドバンテージだ。
創立150周年の慶大は、加藤(ヤクルト)の抜けた穴を左腕・中林(3年)らで埋める。立大は主将の二場(4年)、中山(3年)ら上位打線がカギ。東大は左腕エース・鈴木(3年)の出来にかかっている。







