2008年03月13日 更新

佑ちゃん“ケンカ投法”で3回を1安打無失点5K

内角を突く“ケンカ投法”を披露した斎藤。自軍のサヨナラ勝ちで罰走も免れ、この笑顔です(撮影・中島信生)

内角を突く“ケンカ投法”を披露した斎藤。自軍のサヨナラ勝ちで罰走も免れ、この笑顔です(撮影・中島信生)

 “ケンカ投法”に変身だ! 沖縄・浦添キャンプ中の早大・斎藤佑樹投手(19)が12日、紅白戦に先発。今季初の実戦登板を果たした。3回1安打無失点で5奪三振の結果も上々だが、味方相手の紅白戦で遠慮なしに内角球をズバッズバッ。クールな佑ちゃんが、今季2年目の飛躍へ向けて内角をどんどん突く攻めの投法を目指すことを宣言した。

 南国のポカポカ陽気に、斎藤の右腕がアクセル全開だ。今季初の実戦で3回42球を投げ、1安打無失点、5奪三振と好投。直球も144キロ(自己最速は149キロ)をマークした。満足の結果だったが、さらに内容もグレードアップしていた。

 「久しぶりの実戦で気持ちよかった。きょうはインコースを突けて、内野ゴロが取れた。(キャンプの)成果が出たと思います。今までより力で押せた感じがした」

 今冬は球速150キロ超えを目標に下半身強化を図り、今キャンプ序盤の5日間で計1000球の投げ込みも敢行し制球力も整った。その自信からか、試合前に細山田捕手(新4年、鹿児島城西)に「内角を多く投げたい」と希望。味方相手の紅白戦では、遠慮がちになるところだが、あえて思い切り内角を突きまくった。

 まさに甘いマスクの斎藤が“ケンカ投法”を披露。42球のうち内角を突いたのが17球。3個の内野ゴロは、いずれも内角球で詰まらせた。5三振のうち、空振りが4個とグイグイ攻めた。応武監督も「まあまあだね。暖かくなればもっと球はいくでしょ」と太鼓判だ。

 「150キロはまだ手応えはないけど、去年より球の質が良くなっている実感がある。去年まではアウトコースがほとんどだったけど、今年は両方を効果的に使っていきたい」

 巧みな投球術に加え、強気な内角攻めに手応えをつかんだ斎藤。“ニュー佑ちゃん”が、今年も神宮の杜を盛り上げる。

(近藤安弘)

★14日から台湾遠征…先発&抑えで2戦登板

 斎藤率いる早大は13日、沖縄・浦添キャンプを打ち上げ。14日に台湾に出発し、15日に私立中國文化大戦、16日に台北市体育学院戦の2試合を行う。応武監督は、斎藤を私立中國文化大戦で先発させ、台北市体育学院戦でクローザーとして起用する方針を明言。17日に帰国後は、19日に国内初戦となるオープン戦(対東洋大)、23日からシカゴ大との3連戦(広島、大阪、埼玉)などを経て、4月12日に開幕する東京六大学春季リーグ・東大戦を迎える。