2008年03月05日 更新
合宿初日から250球!2年目の早大・斎藤が全開発進

リレーで走る斎藤2年目は余裕の笑顔だ=撮影・塩浦孝明=撮影・塩浦孝明

ブルペンでも250球を投げ込んだ。後方は応武監督

観客は減っても、注目度は相変わらず。多くの報道陣が斎藤の投球を見守った=撮影・塩浦孝明
東京六大学リーグで4連覇を狙う早大が4日、応武篤良監督(49)らスタッフ、選手計41人が参加して沖縄・浦添市でキャンプを開始した。2年目を迎えた斎藤佑樹投手(19)はウオーミングアップもそこそこに、ブルペンで捕手を座らせ250球。昨年とはうってかわった静かな環境の中、エースとしての自覚に満ちたスタートとなった。
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“2年目の春”のスタートで、斎藤の意欲がほとばしった。2月29日までヤクルトの由規(仙台育英高)や加藤(慶大)らが汗を流した浦添市民球場。アップを終え、道1本挟んだブルペンへ向かった右腕は、キャッチボールを済ますといきなり捕手を座らせた。
カーブ、スライダーを交えながら57分間、1日あたりのノルマにぴったり到達する250球。途中、応武監督から「去年よりいいな」と声をかけられ笑顔ものぞかせた。
「捕手を立たせて投げることは、試合ではありませんから。最初から座らせ、低めに投げることを考えていました」
目指すは「4日間で1000球」だ。828球だった昨年はブルペン入りしなかった日もあり、斎藤は「これだけ続けて投げ込むのは高校時代もなかった」と未知の世界へ踏み込む。
理由はフォーム固め。今年の目標である“球速150キロ”のため、打者に見えにくいようにとテークバックを小さめにとるなど、フォームをマイナーチェンジ中。応武監督も「あれっ、こんなもの?という不安があった去年と違い、球が捕手の手元で伸びていた」と手応えを口にした。
昨年の初日も同じ3月4日。土曜日と重なり、“ハンカチ王子”見たさにファン1000人が殺到する中、この日を上回る295球を投げ込んだ。この日は30人と昨年の30分の1以下に激減したが、斎藤は「お客さんが少ないことで集中できる」と前向きだ。
昼食は弁当、朝と夜は宿舎ですませ、まだ沖縄料理を満喫する余裕もない。照準は4月12日のリーグ開幕戦。「チームも個人も、去年よりいい成績を残したい」。不動のエースとして、昨年果たせなかった春秋リーグ、大学選手権、明治神宮大会の4冠制覇を必ず成し遂げる。
(田中浩)
★佑ちゃんに聞く
――キャンプ初日を終えて
「風が強かったけど、ランニングをたくさんやったので気候的にはよかった。ピッチングも久しぶりに多く投げて気持ちよかったです」
――去年と比べて
「楽しかったです。去年は辛かった。投げ切れていなかったようで。250球は予定通りです」
――ひと回り大きくなりたいと話していたが
「今はとりあえず、投げ込むことで新しい自分を見つけるところ」
――2年目の目標は
「4月12日(の開幕)に照準を合わせるつもりです。そこで自分が投げられるのか、投げたとすれば、いいピッチングができるか。チームとしても個人としても、去年よりいい成績を残したい」
――観客は少なかった
「去年は自分の練習に集中できていなかった部分もあった。今年は、お客さんが来なければ来ないで、集中できていいと思います」
■昨年の沖縄キャンプ初日
キャッチボール、ランニングを終えるとブルペンに直行。300人近いファンが見守る中、捕手を座らせ、プレートの1メートル手前から95球、休憩をはさんで200球の計295球を投げ込んだ。昼食後は高濃度酸素カプセルに約40分間入って充電。午後は走り込みと、補強トレーニングで約3時間汗を流したが「きょうは“これだ”というボールがあまりなかった。全盛期に比べると70、80%」と不満を口にした。
★西武・鈴木部長らがキャンプ訪問「謝罪ではありません」
昨年の早大キャンプ中に裏金問題が発覚して大騒動になった西武から、スカウトが訪れた。鈴木葉留彦編成部部長(56)と新任の竹下潤スカウト(38)で、栄養ドリンクを差し入れ、昼休みに応武監督にあいさつした。鈴木部長は「謝罪ではありません。新しい担当との顔合わせもあってあいさつにきました」と説明した。







