2008年02月27日 更新

苦しい顔も見せろ!佑ちゃんに脱“王子イメージ”指令

ノックでは勢い余ってネットに絡まった斎藤。こんな状態でもさわやかさは健在でしたが…(撮影・大里直也)

ノックでは勢い余ってネットに絡まった斎藤。こんな状態でもさわやかさは健在でしたが…(撮影・大里直也)

 早大・斎藤佑樹投手(19)が26日、東京・東伏見のグラウンドで練習。ノースロー調整だったが、下半身を鍛えるメニューを中心に約5時間、汗を流した。ハードな内容を涼しい顔でこなす斎藤に、応武篤良監督(49)は「苦しい顔も見せないと」と、さわやかな“王子イメージ”からの脱却指令を出した。

 室内での“アメリカンノック”。20メートル間を左右に打ち分けられ、走らされても斎藤は時折、笑顔を見せボールを追った。

 「去年とつらさは一緒でしたけど、1年目のときの緊張感とは違って、楽しさがありました」

 この日はノースローで、走り込みなどを中心に約5時間の調整。だが、最後までさわやかにこなした。

 そんな斎藤に、応武監督が“王子イメージ”からの脱却を求めた。「笑顔をみせていた? まだ変わってないの…。昨年、さわやかなイメージを保つのが大変だったみたい。苦しい顔も見せろと言ったんだが」。

 注目され、昨年は連日50人以上の報道陣が訪れた。この日もテレビカメラ5台を含む約30人。周囲の目を意識しているわけでもないだろうが「夏場に報道陣がいないときに走り込ませたら、泣きそうな顔をしてた。その顔がいい、と言ったんだ」と同監督。さらなる成長へ、人前でも喜怒哀楽をもっと出せ、というわけだ。

 「いい形できています。仕上がりは今年の方が早い」と斎藤。23日にはシート打撃に初登板し、144キロをマークするなど順調だ。3月4日から沖縄キャンプが始まるが、泥臭さも身につけたとき、もっと偉大なエースになれる。

(近藤安弘)