2008年02月20日 更新
佑ちゃん“150キロフォーム”でフリー打撃に登板

腰の回転を速くして、速球に磨きをかける斎藤(撮影・北野浩之)
東京六大学野球でリーグ戦4連覇を狙う早大が19日、都内の早大グラウンドで練習を公開し、2年目を迎える斎藤佑樹投手(19)がフリー打撃に初登板した。今季目標とする球速150キロ到達に向け、新投球フォームをテスト。打者10人に計59球を投げ、安打性の当たりは3本とエースの風格を見せた。
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注目の08年第1球。テレビカメラ5台を含む約30人の報道陣やファンが見守る中でのフリー打撃。斎藤が投げたボールは高めに浮き、打撃ケージ上部のネットに突き刺さる大暴投だった。
「いい形でできたんじゃないかと思います。今年は真っすぐをもっと磨きたい。多少フォームを変えました。見ただけでは分からないかもしれないけど、試行錯誤しながらやっています」
暴投やすっぽ抜けのボール球が多かったが納得顔。実は“150キロフォーム”を試していた。「6割程度の力」といいながら、打者10人に対して安打性の当たりは3本と、さすがの内容。より一層球速を上げるため、投球の際に腰の回転を意識。回転を速くすることで、腕の振りも速くなり、球速も増す。
最速147キロの斎藤だが、大学1年目は制球力と変化球で、いわば打者をかわしてきた。リーグ戦春秋連覇、日本大学選手権制覇、日米大学野球選手権初の敵地優勝など結果を残しながら、直球に磨きをかけることを課題に取り組んできた。
リニューアルのため昨年、夏場以降は徹底した走り込みで下半身を鍛え、土台は完成。そこでこの春は、「腰の回転」をテーマに掲げた。
「目標? 150キロです。それなりの手応えを感じた。欲張りかもしれないが、球速とキレの両方を(出すために)やっていきたい」
掲げる目標は大学4冠に加え、世界大学選手権(7月、チェコ)優勝。偉業達成に向け“世界一用フォーム”修得へ。08年の斎藤は、さらにどん欲になる。
(近藤安弘)
【佑ちゃんトーク】
――打者に対して約3カ月ぶりの投球
「一日、楽しかった。やっぱり、打者がいなかったときとは、楽しさというか、また違った部分がありました」
――投球を終えたあと、応武監督からアドバイスを受けていたが
「『最初にしてはよかった。これからだんだん上げていけばいいんじゃないか』と言われました」
――2年目でもたくさんのファンや報道陣が集まった
「注目されるのは大事なこと。(監督から)これからも注目されるよう頑張れと言われました。(1年目と比べ)余裕とか、慣れとかが出てきましたけど、今年は今年で新鮮な気持ちでやっていきたい」
――3月にはシカゴ大との親善試合があるが
「モチベーションは変わらない。米国の打者のレベルを実感できていい」
■今後の佑ちゃん
3月4日に沖縄・浦添でキャンプイン(13日まで)。前半の4日間で計1000球の投げ込みを行い、後半はシート打撃などの実戦的登板に入る予定。14−17日には台湾遠征で台湾学生選抜と2試合。帰国後の19日から東伏見でオープン戦に突入。23−25日はシカゴ大を迎えて72年ぶりの交流戦(広島、大阪、埼玉)を行い、春のリーグ戦開幕(4月12日予定)に備える。








◆斎藤に対し早大・応武篤良監督
「力みは多少あったが、気持ち良く投げていた。今年が大切な年と本人も自覚している。順調だ」