2008年01月21日 更新

早大・斎藤がチーム4冠&7月世界一へ向け始動!

走る、走る、また走る。ちょっと長髪になった斎藤(左)が始動した

走る、走る、また走る。ちょっと長髪になった斎藤(左)が始動した

報道陣には従来の4倍の超大型IDカードが配布された(撮影・小倉元司)

報道陣には従来の4倍の超大型IDカードが配布された(撮影・小倉元司)

 早大・斎藤佑樹投手(19)が20日、東京・東伏見の早大グラウンドで2年目のシーズンに向けて始動した。6月に20歳になる斎藤は「大人として第一歩を踏み出すので、人間的に変わっていきたい」と“オトナの男”への変貌(へんぼう)を宣言。まずはチーム4冠と、7月の世界大学選手権(チェコ)での世界一を目指す。

 青空でも気温7度。今にも雪が降り出しそうな寒さの中、ここだけは“別世界”だった。

 午後1時前。斎藤がグラウンドに姿を現すと、女性を中心に集まった80人のファンの声援が飛ぶ。阪神、ソフトバンク、日本ハムの3球団5人のスカウトも見守る中、ランニング、キャッチボール、走り込み…。予定を1時間半もオーバーする約4時間半のハードな全体練習初日。斎藤は歯を食いしばってメニューをこなした。

 「去年できなかったチーム4冠を今年はやりたい。世界大会もあるので選ばれたら思い切りやりたい」

 午前中、東伏見稲荷(いなり)神社で必勝祈願。斎藤は静かに目を閉じ、祈願した。それは4冠と世界一だ。

 昨年は80年ぶりの1年生春秋開幕投手白星を挙げ、リーグ戦3連覇に貢献。全日本大学選手権優勝、日米大学選手権でも敵地初優勝を果たしたが、明治神宮大会は準優勝。完全制覇となる4冠を目前で逃した。それに加えて今季は7月に世界大学選手権が開催される。この“2つ”に照準をあわせている。

 一方で“オトナの男”への成長にも力を注ぐ。6月6日が20歳の誕生日。「大人としての第一歩を踏むので、人間として変わっていきたい」。今年は野球だけでなく学業、社会勉強も加えて人間的に幅を広げるつもりだ。

 「合コン解禁? そういうことも含めていろんなことを(経験したい)。野球に関してはいつも新鮮にやりたい」

 もう“ハンカチ王子”ではない。王様への成長過程? で今季も大学球界を盛り上げる。

(近藤安弘)

★佑ちゃんトーク

−−初日の練習を終えて

 「(オフは)室内練習場で、キャッチボールとかやっていました。正月は実家の周りを走ったり。ランニングは多少していましたけど、やはりつらかったですね」

−−去年との違いと今年の課題は

 「去年は1年目で何もわからない状態だったけど、1年たってだいぶ周りがわかって慣れてきた。課題は真っすぐを磨きたい。試合の中で四球も出さないようにしたい」

−−20歳になるが

 「20歳になるとできることが多くなる。それらをやっていきたい、ハメを外しすぎないように…」

−−今年は後輩ができる

 「うれしい気持ちもある。それでも、まだ下級生なので若さというか、そういうのはまだまだ出していきたい」

−−今年の目標は

 「チームの4冠に貢献したい。六大学(の他チーム)は強いと思うが、勝ち抜いていきたい。7月の世界大学選手権は楽しみが多い大会。いけるところまでいきたい」

★上本主将V5へ手応え

 主将として練習初日を終えた上本は「新4年生みんなが引っ張っていってくれるので、やりやすい」と手応えを口にした。春秋を連覇すれば六大学新記録となるV5。また、神宮球場は人工芝がリニューアルし、両翼も101メートルに広がる。「守備は今までと違うと思うので、心の準備をしておきたい。投手陣は斎藤ら計算できるメンバー。まずは春の優勝に集中したい」と闘志をのぞかせた。

★新部室が完成

 早大野球部に新部室が完成した。2階建て550平米の広さで、1階にトレーニングルームとシャワールーム、2階に更衣室とミーティングルームを備える。昨年8月から着工し、今月18日に完成した。早大関係者によると、主に寮に入っていない選手が使うようで「着替えたり、トレーニングをするのに使いやすくなった。ミーティングもできます」というもの。施設向上でますます強くなる?