2007年12月17日 更新
「大学生・斎藤」へ成長−佑ちゃんがルーキーイヤー総括

今季の東京六大学野球リーグ戦で春秋連覇を達成した早大が16日、西東京市内のグラウンドで今年最後の練習を行った。1年生ながらエースとして大活躍した斎藤佑樹投手(19)=写真=はルーキーイヤーを振り返り、来季の目標を「登板全試合の無四球完投」と「チームの4冠」に設定した。
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寒風吹きすさぶ東伏見グラウンドで約3時間、今年最後の練習で汗を流した斎藤。充実感を漂わせ、ルーキーイヤーを振り返った。
「いろいろ成長できた1年かなと思います。去年騒がれて、その次の年だったので…。大学生になって、環境が変化し、その中でたくさんの人と会って学べました」
1月13日の初練習に参加して始まった激動の337日間。80年ぶりの1年生春秋開幕勝利、江川卓(法大)超えとなる1年生通算8勝を挙げ、昨年秋から早大のリーグ戦3連覇達成につながる大活躍をみせた。
全日本大学選手権では早大の33年ぶりの優勝に胴上げ投手として貢献、日米大学野球選手権では敵地初優勝を遂げるなど、記録ずくめの1年。昨年の甲子園での“ハンカチ王子”から「大学生・斎藤」へと確実な成長をみせた。
来季の目標を「個人的にはリーグ戦を通して無四球、投げる試合は全部完投したいです」と定めた佑ちゃん。春季リーグ戦で2.96だった与四死球率は秋には1.56へと改善され、春に0だった完投数も3へと増えた。ランニングの量を増やすなど徹底した基礎体力の向上で、高校時代よりさらにスピードとスタミナをアップさせた。リーグ史上初の「年間全試合無四球完投」の目標達成も夢ではない。そして今季、明治神宮大会決勝で東洋大に敗れ「ことしできなかった4冠」へのリベンジにも挑戦する。
「来年は元旦から走りますよ。キャッチボールもして、練習始めには投球練習できるようにします」と故郷・群馬での元旦始動を宣言。スタートダッシュを決め、大学2年目を更なる飛躍の年にする。
(星直樹)
【佑ちゃんトーク】
−−今年1年を振り返って
「いろいろ成長できた1年かなと思います。去年騒がれて、その次の年だったので…。大学生になって、環境が変化し、その中でたくさんの人と会って学べました」
−−印象に残る試合は
「アメリカで勝った試合と負けた試合。両方いい経験になりました。(大学で)初めて負けがついて、いい意味で気持ちの切り替えがつきました」
−−東京六大学リーグ戦では
「春の東大との開幕戦と、秋の早慶戦での完封です」
−−先の愛媛・松山市での合宿で感じた右肩の違和感は
「もう大丈夫です。(治療やマッサージなど)特別なことは何もしてません」
−−オフはどう過ごす
「去年だいぶ太ったんで、今年は年末まで寮に残ってグラウンドやジムでしっかりトレーニングします。正月の三が日くらいは実家の群馬に帰ります」
−−来年は大学2年目
「慣れてくると思うので、今までできなかったいろいろなことに挑戦できると思う。野球以外にも学校や遊びとか。ハタチにもなりますしね」
−−来季の目標は
「ことしできなかった4冠。個人的にはリーグ戦を通して無四球、投げる試合は全部完投したいです」
■データBOX
東京六大学リーグの完投、無四球に関する記録は次のとおり。
▼シーズン最多連続完投 11(岡本忠之=早大、1946年秋)
▼シーズン最多完封 7(岡本忠之=早大、1946年秋)
▼最多連続完封 5(志村亮=慶大、1988年春・早大1回戦〜同秋・立大1回戦)
▼最多連続イニング無四球 56(八木沢荘六=早大、1966年春・東大1回戦〜法大2回戦)







