2007年11月14日 更新

雪辱マウンドで佑ちゃん合格点!胴上げ投手で早大V決めるぞ

5回2失点で降板した斎藤は、まだまだ満足できない=撮影・寺河内美奈

5回2失点で降板した斎藤は、まだまだ満足できない=撮影・寺河内美奈

 第38回明治神宮野球大会第3日(13日、神宮)高校、大学の準決勝計4試合を行い、2日連続で先発した斎藤佑樹投手(1年)が5回2失点の早大(東京六)は、八戸大(北海道・東北)を3−2で下し初優勝へ王手をかけた。14日の決勝で大場翔太投手(4年)の東洋大(東都)と激突。早大は春秋リーグ戦、大学選手権と合わせた4冠に挑む。

 初優勝に王手をかけた。秋晴れの神宮で斎藤に笑顔が戻った。

 「連投だったのでリラックスして投げられた。コントロールも改善されて、まとまっていた」

 前日、三回KOからの雪辱のマウンド。2戦連続先発の斎藤は直球と低めのツーシームで5回を4安打4奪三振。三回に暴投と犠飛で2点を失うも、応武監督は「打ち込まれた感じではない」と合格点。自らの右腕で決勝進出を決めた。

 その決勝の相手はプロ注目の大場を擁する東洋大。秋の早慶戦で慶大・加藤幹と投げ合い、完封勝ちしており「加藤さんに勝てた。次は大場さんとやりたい」と投げ合いを熱望。今夏の日米大学選手権でともにプレーした先輩の大場にライバル心を燃やした。

 だが、斎藤は決勝での3連続先発は回避することが濃厚。応武監督は「疲れをためないよう考えた」と話しており、リリーフで登板する可能性が高い。

 昨夏の高校野球西東京大会から出場した全7大会で優勝している佑ちゃん。「明日の登板はわからないが、何としても(早大)初の優勝に近づけたい」。希代の優勝男が8大会連続Vと早大の年間4冠を胴上げ投手で飾る。

(星直樹)

★自己最速151キロ!1年生の大石が好リリーフ

 1年生の大石が、4回を1安打リリーフ。「相手打線がまっすぐに合っていなかったので、押していこうと思いました」。斎藤からは「(打者が)ちょこちょこ合わせてくるぞ」とアドバイスされたが、自己最速の151キロを記録し、八戸大の反撃を封じ込めた。今秋からベンチ入り。救援での起用が多いが「先発する人は多いので、与えられた役割をこなすだけです」と決勝もブルペン待機する。

★東洋大・大場は完封勝利、高橋監督「斎藤君にきてほしいなあ」

 東洋大の大場が毎回の14奪三振で2安打完封勝ち。連日の完投にも疲れを見せず、「決勝はだれでも上がれるような舞台ではない。春(の大学選手権)にできなかった早大相手に、思いっ切り投げたいです」と、3連投に意欲を見せた。「大場に尽きる」という高橋監督も、「早大は斎藤君にきてほしいなあ。大場と佑ちゃん、絵になるじゃないですか」と千両役者の投げ合いを期待していた。