2007年11月13日 更新
佑ちゃん自己最短3回KOも…早大打線爆発で黒星帳消し!

佑ちゃんが自己最短の3回3失点で降板。自分の調子の悪さにぼう然(撮影・今野顕)

不調のエースに応武監督(右)がさっそくアドバイス(撮影・今野顕)

早大は打線が奮起して七回コールド勝ち。斎藤(右から2番目)もホッとした表情を見せた(撮影・今野顕)
第38回明治神宮野球大会第2日(12日、神宮ほか)大学、高校の準々決勝を行い、史上5度目の4冠(春秋リーグ戦、大学選手権、明治神宮大会)を狙う早大(東京六)は先発の斎藤佑樹投手(1年)が自己最短の3回3失点で降板したが、打線が奮起して九産大(九州)に10−3と七回コールド勝ち。13日の準決勝で八戸大(北海道・東北)と対戦する。高校では今春のセンバツを制した常葉学園菊川(東海)が7−3で東洋大姫路(近畿)を破り、2年連続で準決勝に進んだ。
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端正な顔が悔しさでゆがむ。満を持して初戦の先発に送られた斎藤が3回3失点で降板。3回KOという人生初の屈辱に声を震わせた。
「初回から調子は良くなく3回KOは自分の責任。あしたに向けて気を引き締め直すだけです」
立ち上がりから不調は明らかだった。直球は147キロで大学自己最速を記録したが、変化球が決まらない。三回に3連打で2失点すると、3回5安打3失点でマウンドを下りた。「今までの野球人生で3回(降板)は初めて」と松下にもらすほど、意気消沈した。
しかし、エースが打たれても負けないのがいまの早大。好調の打線が四回、相手投手の乱調に乗じて6点を奪い逆転すると、七回には松本の2ランと小島宏の2点適時打でコールド勝ち。横綱相撲で1年生右腕の不調をカバーした。
実は斎藤の不調には原因があった。試合前の上武大−中京大が九回までもつれ、七回コールドを想定してウォームアップした斎藤は体が冷えた。それだけに応武監督も「逆転したら、あしたも行くぞ」と伝えており、13日の準決勝でリベンジ登板する可能性が高い。
「あしたの登板? もちろんチャンスをもらえれば。このまま終わりたくない」。スーパールーキーは人生初の屈辱を糧に、一回り大きく成長する。
(星直樹)
★九産大、斎藤攻略も投壊
三回に追加点となる2点適時二塁打を放った九産大・清水は「まっすぐを待っていて、多分フォークだと思う。右中間へうまく打てました」。斎藤を攻略したが「これで勝てるとは思っていなかった」と話す通り、投手陣が四回に6失点、七回に4失点し七回コールド負け。「前半はうまくプレッシャーをかけられたんですが」と大久保監督も、4冠を狙う早大の底力に舌を巻いた。








◆鹿児島工時代、高校日本選抜で斎藤とチームメートだった九産大・榎下
「あれだけ打たれている姿を見たのは初めて。高校時代(昨夏の甲子園準決勝で)負けているので、今度は投げ合って勝ちたい」