2007年10月14日 更新
早大・佑ちゃん2敗目、最短5イニングで降板

5回1失点ながら、2敗目を喫した斎藤。この日は制球に苦しんだ(撮影・原田史郎)
東京六大学野球第6週第1日(13日、神宮)早大は先発の斎藤佑樹投手(1年)が5回1失点と力投したが、打線が明大・久米勇紀投手(4年)に2安打に抑えられ0−1の完封負け。斎藤は3勝2敗となった。早大の完封負けは05年秋の法大2回戦(0−3)以来2年ぶり。法大は慶大を7−2で破り先勝した。
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1点を追う九回二死、斎藤はベンチから身を乗り出して声援を送った。しかし、松本が左飛に倒れ2つ目の黒星を喫すると、1年生エースは肩を落とし、試合後の整列に向かった。
「きょうはすべてが反省点です。投球内容は全然良くなかった。ストライクが入らず、投げる球がなくなってしまった」
立ち上がりから苦しい投球だった。捕手の細山田が構えたミットに球が行かず、ボールが先行。四回にはカウントを取りにいった甘い球を3連打され1点を失った。7安打3奪三振1失点でリーグ戦自己最短の五回降板。86球のうち空振りは3度のみと、日米大学野球で“和製マダックス”と評された制球力は影を潜めた。
今週初めに風邪をひき体調は万全ではなかった。不調で制球を欠いた一方で、明大の対策が奏功した。「練習通り低めの見極めができた」(川口監督)と春に1度対戦した明大打線は、春に振らされた低めの変化球を見送り斎藤を苦しめた。
エースが任される土曜日のマウンドに、開幕戦以外で初めて立った斎藤。だが、打線の援護がなく05年9月26日の法大2回戦以来の完封負けで結果は残せなかった。「(次の登板は)あさって(15日)になると思うが、そこでリベンジしたい」。まず2回戦で雪辱したあと、悔しさを3回戦にぶつけ真のエースへと昇りつめる。
(星直樹)
★佑ちゃんに聞く
−−今日の投球を振り返って
「調子悪いなりによく1点に抑えたな、という感じです」
−−反省点は
「きょうは研究されていたというより、自分の調子が良くなかった。テンポが悪いのも感じていた。ストライク先行できなかった」
−−初戦の先発だったが
「相手投手より先にマウンドを降りたくなかった。4年生(久米)の意地を感じました」
−−1失点で敗戦投手
「こういう日もあるんだなと。負けるときはロースコアとわかってきました。それでも仲間を信じて、やらなければいけない。もう少し踏ん張れたら良かった」
−−2度目の敗戦
「今回は冷静に受け止められました」
★斎藤一家が観戦…「今までで一番良くなかった」
斎藤の父・寿孝さん(58)と母・しづ子さん(47)、兄・聡仁さん(22)がスタンドで観戦した。息子が5回1失点でマウンドを降りると、寿孝さんは「硬かったです。今までで一番良くなかったですね」と渋い表情。先週末には、息子とともに早実の文化祭に出掛けたことを明かし、斎藤は早実野球部の和泉監督にあいさつするなど、リラックスしていたというが、この日の白星にはつながらなかった。








◆今季2敗目に早大・応武監督
「手も足も出なかった。完敗です。2安打では勝てない。斎藤の責任ではない。帰って打撃練習です」