2007年08月26日 更新

ご無沙汰!佑ちゃん、6人をピシャリ!−オール早慶戦

梶本から三振を奪った斎藤(右)は2回をパーフェクト投球(撮影・財満朝則)

梶本から三振を奪った斎藤(右)は2回をパーフェクト投球(撮影・財満朝則)

斎藤(下)は静岡のファンを大いに沸かせた(撮影・財満朝則)

斎藤(下)は静岡のファンを大いに沸かせた(撮影・財満朝則)

 オール早慶野球戦第2戦(25日、静岡・草薙)お久しぶりです!! 全早大の斎藤佑樹投手(1年)が今夏初めて有料試合に登板。六回から2番手でマウンドに上がり、2回2奪三振のパーフェクト投球を見せた。優秀選手賞を受賞した佑ちゃんの活躍で、試合も10−2で全早大が勝利。秋のリーグ戦に弾みをつけた。

 優秀選手賞の佑ちゃんが、久々の“王子スマイル”を見せた。1万2169観衆の大歓声と拍手の中、伝説の沢村栄治も投げた草薙のマウンドで、2回を無安打無四球のパーフェクト投球。国内では、日米大学野球選考合宿の紅白戦(6月23日)以来となる有料試合登板で、春からひと回り成長した姿を披露した。

 「春よりだいぶ調子も上がってきて、キレも出てきました。いい仕上がり具合だと思います」

 注目のマウンドは六回からだった。2人目の打者・梶本(2年)から外角のツーシームで空振り三振を奪うと、七回にはOBの岡崎(JFE東日本)からスライダーで2つめの三振。危なげない投球で他の打者も打ち取り、2回を6人で料理した。球を低めに集めるコントロール重視の斎藤らしい投球。淡々と、今夏の成長を確かめるように1球1球丁寧にミットに投げ込んだ。

 今年は1年生ながら、春から早大の主力投手として東京六大学リーグ、全国大学選手権とフル回転。大学日本代表にも選ばれ、米国相手に敵地で力投を見せるなど、7月上旬までは休む暇がなかった。

 その分、右肩を酷使したのも確か。そこで帰国後は疲労が蓄積した肩を休ませることを第一に考え、走り込みに時間を費やした。もちろん、日米野球終了時に課題に挙げた「空振りの取れる強い直球を投げる」ための下半身作りも狙い。その結果、フォームがより安定して「ストレートの感触は(春より)良くなってます」。本人が自覚しているように、投球に力強さが増してきた。

 準備は整った。いよいよ始まる秋のリーグ戦(9月8日開幕)で、佑ちゃんが再び大事なマウンドに上がる。「名古屋、静岡の遠征で学んだことを生かして、頑張っていけたらいい。リーグ戦で優勝することが一番の目標です」。狙うは早大の3連覇。必ず、実りある秋にする。

(星直樹)

★斎藤佑樹に聞く

 −−きょうの登板の感想を

 「きのう静岡に入って、おとといの名古屋の分も歓迎を受けました。頑張って、精いっぱい投げました」

 −−久々の有料試合登板は

 「春よりだいぶ調子も上がってきて、キレも出てきました。いい仕上がり具合だと思います」

 −−ここまで体調管理で気をつけたことは

 「特にないですが、人並みには走り込みました」

 −−秋に向けて

 「名古屋、静岡の遠征で学んだことを生かして、頑張っていけたらいい。リーグ戦を優勝することが一番の目標です」

 −−春からの成長は

 「ストレートの感触は良くなっています」

◆全早大・応武篤良監督

 「斎藤が久々の登板で抑えてくれたのは、秋のリーグ戦に向けて収穫。彼が卒業するまで育てたい」

◆4安打で優秀選手賞を受賞した全早大・田中幸(4年)

 「静岡の人が押してくれた。名古屋で完ぺきにやられていたので、その悔しさをぶつけた」

◆斎藤と対戦し三振した全慶大・梶本(2年)

 「いいピッチャーで(自分が)力むことはなかったが、彼の方が上だった。いい球投げてます」

★斎藤の両親、成長実感「クリーム大福を送ろう」

 父・寿孝さん(58)と母・しづ子さん(47)が一塁側スタンドで観戦=写真右。斎藤が六回にマウンドに上がると、しづ子さんは「夏の練習を一生懸命やったんでしょうね。ズボンがピチッとしている感じ。少し大きくなりましたね」と息子の成長を感じていた。日米大学野球から帰国後、群馬に帰省していないということで「今度、佑樹が昔から好きな(群馬名物の)クリーム大福を送ろうと思っています」と親心を見せた。


■クリーム大福

 柔らかなもちの中に生クリームと、こし練りあんを包んだ和洋折衷のお菓子。群馬県安中市にある『丸田屋総本店』ではバニラ、いちご、抹茶といった定番メニューから、レモンやももなどの期間限定の商品を含めて25種類の生クリーム大福がある。1個130円から140円。その他、群馬県伊勢崎市の『妙ちくりん』で売っているものも有名。