2007年06月25日 更新

佑ちゃんで勝つ!じゃないと困る!代表首脳陣が期待

合宿を終えた斎藤(左)は、初鹿野と仲良く記念写真におさまる。手前で撮影するのは成田=撮影・小倉元司

合宿を終えた斎藤(左)は、初鹿野と仲良く記念写真におさまる。手前で撮影するのは成田=撮影・小倉元司

 日米大学野球選手権選考合宿最終日(24日、中井球場)紅白戦が行われたが、代表入りが濃厚な早大・斎藤佑樹投手(1年、早実)は出番なしで合宿を打ち上げた。日本代表の指揮を執る河原井正雄監督(52)=青学大監督=は「戦力と考えている。勝ってもらわなければ困る」と、投手陣の柱としての期待を寄せた。25日午後3時から、東京・渋谷の全日本大学野球連盟で代表22人が発表される。

 3日間の合宿を打ち上げた斎藤は、ライバルであり仲間でもある他校の投手や、早大の先輩たちとの記念写真撮影に忙しかった。

 大学野球NO.1の人気者。この日は一般非公開にもかかわらず、金網越しにグラウンドが見える外野奥の遊歩道に300人のファンが鈴なり。紅白戦の出番はなかったが、ギャル4人組の「佑ちゃ〜ん、手を振って〜っ」のリクエストに一塁側ベンチから照れながら右手を挙げて応える場面もあった。ハンカチ王子が“ハニカミ王子”に変身? だ。

 首脳陣は、すでに投手陣の柱として期待している。「戦力と考えている。不敗神話にかける? そんなことより勝ってもらわないと困る」と河原井監督。加藤(慶大)、大場(東洋大)ら当選確実で実績もある4年生を相手に『日本のエース』の座を争うことになる。

 “佑ちゃん効果”もあった。昨年までの選考合宿は法大、東海大など主に大学チームのグラウンドを使っていたが、「立派な球場でできたうえ、お客さんの多くの目もあり、選手もいいところを見せようと意欲があったと思う。3日間とも試合ができたし、満足です」と河原井監督。過去18度の米国開催で、いまだ実現していない優勝への手応えを口にした。

 22選手の発表は25日午後3時。「発表の瞬間から戦いが始まっている」と自覚を促す指揮官に、斎藤は結果で応える。

(田中浩)

★河原井監督「もう1度見てみたかった」、紅白戦で左腕チェック

 変則6回の紅白戦では、登板した7投手のうち5人がサウスポー。河原井監督は「左をもう1度見てみたかった」としっかりチェック。B組の先発を務めた海田(駒大)が2回を無安打1死球、同組の4番手・桜田(八戸大)とA組3番手の成田(中央学院大)が2回1安打でいずれも無失点と、最後のアピールをした。

★米国代表メンバー発表、投手6人が1メートル90超え

 米国はこのほど代表メンバー20人を発表。1年生2人、2年生18人で、ドラフトにかかる4年生が選ばれないのは通常通りだが、3年生も選出していないのは来年7月の世界大学選手権(チェコ)の強化の狙いがあるとみられる。投手陣9人のうち6人が1メートル90を超える長身で、「日本の選手は角度があるボールを見慣れていないと思う」と河原井監督は警戒した。