2007年04月16日 更新

早大・斎藤、法大戦リリーフ要員から先発も…応武監督が示唆

鮮烈な開幕デビューを飾った斎藤(左)だが、この日はノッカーの応武監督にボールを渡す“裏方”に徹した(撮影・原田史郎)

鮮烈な開幕デビューを飾った斎藤(左)だが、この日はノッカーの応武監督にボールを渡す“裏方”に徹した(撮影・原田史郎)

 東京六大学野球第1週第2日(15日、神宮)早大は12−2で東大に大勝。勝ち点1をあげたが、早大の先発・福井優也投手(1年)が右手人さし指のマメをつぶして三回途中で降板。28日からの法大戦で斎藤佑樹投手(1年)が先発する可能性が急浮上した。

 4点リードの五回裏。斎藤が慌ただしく投球練習を始めた。連投!? 三塁側に陣取る早大生が、金網越しに斎藤を撮影しようと大移動。神宮は一時騒然となった。すべては三回、同級生である福井の途中降板が発端となった。

 「斎藤に負けたくないと思って投げたが、全然ダメでした。気負いもあったけど、力不足です」

 福井は悔しげに唇をかんだ。04年センバツの優勝投手。前日の斎藤に続いて、史上初の1年生投手による開幕2連勝がかかっていたが、二回に右手人さし指のマメがつぶれ、リズムを崩した。三回には失策などで同点に追いつかれ、この回途中でマウンドを降りた。

 開幕戦の重圧のなかで6回1安打無失点の斎藤と3回途中5安打2失点の福井。ライバルの明暗がクッキリと分かれた開幕カード。応武監督は当初、オープン戦の結果から福井を3年の須田に次ぐ先発、斎藤は2試合目以降、リリーフで起用する方針だった。

 ところがこの日の結果で、その方針は軌道修正を余儀なくされた。応武監督は「(福井の先発としての評価は)変わらない」と言いながらも「1週間あくので先発をもう一度考え直したい」と発言。28日の法大戦で、斎藤が再び先発する可能性が出てきた。

 1年生投手が開幕2連勝を飾れば、六大学史上初。斎藤にまた一つ、快挙を作るチャンスが生まれた。

(吉村大佑)