2007年02月04日 更新

和田を超える!斎藤、東京六大学リーグ奪三振記録更新に意欲

ブルペンで77球を投げ込んだ斎藤は東京六大学リーグの奪三振記録更新に意欲を見せた

ブルペンで77球を投げ込んだ斎藤は東京六大学リーグの奪三振記録更新に意欲を見せた

 早大に入学予定の早実・斎藤佑樹投手(18)は西東京市の早大グラウンドで77球。OBのソフトバンク・和田毅投手(25)が持つ、476奪三振の東京六大学リーグ記録更新に意欲をみせた。

 壮大な野望があった。斎藤は早大の先輩・和田(現ソフトバンク)が保持する『通算476奪三振』という記録にピクリと反応した。

 「和田さんの記録? 知っています。六大学にはたくさんの記録があるので、ちょっとでも超えることができればいいと思います」。東京六大学のリーグ記録への挑戦を高々と宣言したのだ。優勝した昨夏の甲子園大会で歴代2位となる78三振を奪った斎藤ならば、決して不可能な数字ではない。

 秘策もある。この日、週末では初めて一般のファンが見つめるなか立ち投げ40球、捕手を座らせて37球。そこに変化があった。立ち投げ開始から11球連続でカーブを投げたのだ。「投球の幅を広げるためと、三振を狙うには真っすぐをより速く見せる必要があるので、カーブを磨いていきたいです」

 高校時代の決め球は主にスライダーとフォークだった。甲子園優勝投手とはいえ、レベルが上がる東京六大大学リーグの打者に対しては、そこに“王子カーブ”を加える。「『三振だけ』という投手にもなりたくない」ともいう斎藤にとって、打たせて取る重要な球になりそうだ。

 春のリーグ戦を目指し、ますます調整は順調。「いかに、アウトローの真っすぐをミットに吸い込ませるように投げるか−。そこを意識しています」。斎藤のボールを受ける捕手のミットは、この日も心地よいほどの快音を響かせていた。

(吉村大佑)

★起用法は「捕手の意見を大事に」

 斎藤の起用法について応武監督は「自分が捕手出身ということもありますが、多くの捕手に受けさせて、その意見を大事にしたい。高校までは“エブリデー一番手”だったでしょうけど」。春季リーグ戦を見据えて、捕手の意見を参考に先発、中継ぎ、抑えの適性を見極めていくプランを明かした。斎藤も「今までは先発完投型でしたが、これからは自分に合ったやり方を探りたい」と意欲的だった。

★180人が練習を見学

 これまでは混乱を避けるため、土日のみ一般ファンの入場を制限していたが3日は開放、約180人のファンが練習を見学した。斎藤の早大初練習となった1月13日以降も「トラブルがなかったので、シャットアウトする理由がない」と応武監督。4日も開放する予定だが、早大関係者は「一定の人数を超えれば入場をご遠慮いただくことになります」と説明した。