2007年01月22日 更新
ハンカチ王子「プロに行って活躍できる選手に」“先輩”燕・藤井と練習

外野でのランニングの合間に、斎藤(左から2人目)は早大OBの藤井(左)から声を掛けられた(撮影・千村安雄)
早大進学が内定し、同大野球部の練習に合流している早実・斎藤佑樹投手(18)が21日、西東京市の早大グラウンドへ自主トレに訪れた同大OBのヤクルト・藤井秀悟投手(29)と“初対面”。藤井から「負傷せずに4年間を過ごせ」と“無事是名馬”を諭された。現役で活躍するOBと初めて間近に接し、今週末にも予定される初のブルペン投球へ向けて刺激を受けた。
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自然にペースが上がる。藤井の提案で始まったアメリカンノック。外野で打球を追う斎藤に充実の表情が浮かんだ。
「楽しく練習できました。自分も藤井先輩のように、プロに行って活躍できる選手を目指して頑張りたいです」
練習中、藤井と二言三言の会話もあった。「たいした話じゃないです。4年間、大学で頑張れとか…」。プロアマ規定や学生野球憲章にふれるため、直接のアドバイスは受けられなくても、魂は伝わった。
藤井も午前、午後と4時間みっちり汗を流した。そして注目度満点のルーキーに、報道陣を通じ経験を踏まえたエールを送った。
「高校野球と大学野球じゃ、しんどさが違う。大学の4年間でけがしてほしくない。もちろん、活躍はしてもらいたいけど、一度も負傷せず4年間を過ごしてほしい」
早大ではリーグ戦24勝の藤井だが、1年時は利き腕の左ひじを痛め、1年間登板できなかった。斎藤も注目される中で飛ばしすぎないように−。辛さを味わった先輩からの温かいメッセージだ。
午後には200メートルリレーでアゴを出し、マッサージを受けた斎藤。今週末に初のブルペン入りが予定されるが「(ブルペンには)いつでも入れる状態。でも、けがだけはしないよう、焦らないようにやりたい」。先人の知恵を心に刻み、佑ちゃんは、じっくりと鍛錬を続ける。
(田中浩)
★斎藤に聞く
−−かなりハードなメニューだったが
「(200メートルリレーなどの)ランニングメニューは先週と同じだったので、少し慣れた感じがしてきました」
−−藤井投手が自主トレに来ていたが
「アメリカンノックなど楽しくできました。会話は『野球を頑張れ』とか、たいしたことじゃないです」
−−プロの投手を間近に見て
「自分も藤井先輩のように、プロに行って活躍できる選手になりたい、それを目指して頑張りたいと思いました」
−−大学での練習も9日間が過ぎたが
「元気があるし、活気もあって、いい練習ができる雰囲気です」
−−今週にも初めてブルペンに入るが
「いつでも入れる状態です。でも、けがだけはしないように、焦らないようにやっていきます」
■ハンカチ王子の今後
斎藤の早期ブルペン入りには、応武監督も否定的。「天候なども見ながら」と今週末に初ブルペンを予定している。球数も「最初は30球ぐらい。マスコミの目もあり、周囲の選手がガンガンいくとあおられるだろうけど、大事にいきたい」。同監督も故障回避をこの時期の最大のテーマとしている。
★藤井ランチご馳走
藤井は後輩全員に昼食をごちそう。「ぼくも大学時代、お金で大変な思いをしましたから」と、ポケットマネーで大盤振る舞いだ。だが斎藤は、家から弁当を持ってきたため、残念ながら“初ゴチ”はお預けでした。
(東伏見)
■藤井秀悟(ふじい・しゅうご)
1977年5月12日、愛媛県生まれ、29歳。今治西高から早大を経て00年ドラフト2位でヤクルト入団。早大では2年秋にベストナイン。東京六大学リーグの通算成績は24勝10敗、防御率1.91。プロ入り後は2年目の01年に14勝を挙げ、最多勝のタイトルを獲得した。昨季は27試合に登板、7勝8敗、防御率4.41。通算成績は7年間で157試合に登板、46勝43敗、防御率3.71。1メートル75、86キロ。左投げ左打ち。今季年俸8400万円。背番号18。







