2008年05月15日 更新
【虎のソナタ】ハプニングの思い出…球団旗盗難&メガホン事件
「加賀のタヌキ寝入り」といいます。前田家は大藩のため幕府から常にニラまれた。それで二代目前田利長はわざと“軟弱”に振る舞ったのだ。ただしこれは江戸時代の話。なにも平成のトラが“タヌキ寝入り”をするこたぁないと思ったけれど…やっと七回にナントカ眠りから覚めたよ。
編集委員上田雅昭は記者席で若いトラ番川端亮平と山田結軌をつかまえて「ここ金沢はいろいろハプニングがあるとこなんや。油断が出来ん…」と思い出話をした。
★球団旗盗難事件 93年の中村勝広監督時代、中日戦で試合が終わってフト見上げるとセンターポールにへんぽんとひるがえっていたハズの球団旗がコツ然と消えていた。「そんなアホな」となったけれど球団側は平然と「スペアがあるから…」とユウ然としてたそうだ。試合途中に誰かが失敬したらしい。上田の話を聞いて川端はズーッと球団旗ばかり気になって気になって…。
★メガホン事件 これも同じ試合での出来事。阪神選手の打球が中堅に飛び、中日のセンターが捕球しようとしたらスタンドからメガホンが投げいれられて、ナント、これが三塁打となってしまった。もちろん中日サイドは猛抗議したけどそのまま…かなり騒然となった。で、翌日も金沢で試合があり阪神ファンは熱狂的だ。そこでフロントと岡田選手(当時)がわざわざ左中間のスタンド前まで出向いて「ひとつ本日はお静かに…」とお願い。さぁファンは大喜びして「岡田コール」が巻き起こったらしい。かくてその試合は紳士的な声援に終始。岡田サンのご利益!? である。
この夜の石川県立野球場は強い風が舞った。これにのって大竹スイスイ。下柳も粘る。硬いグラウンドで予想外のエラーも続出したが1−1のまま終盤となり、そろそろ金沢のファンがイライラしだし、メガホンが投げ入れられそうな気配になった七回。先頭関本が強風のおかげでチャンスメーク、下柳も必死につなぎ平野が勝ち越し。そして満を持していた新井がトドメの2ランである。
試合前、岡田監督が球場入りするなりスタスタとロッカーからベンチに出てきて「相変わらずココは狭いなぁ…」と苦笑していたとサブキャップ野下俊晴の報告だ。野下はこの日が36歳の誕生日だ。せっかくの金沢なんだし…と昼にスシを奮発した。ただしランチタイムサービスである。ひょいみると『白身の王様ノドグロあり』とある。誰とはいわないが“ハラグロ”は嫌というほど顔を見ているがノドグロは知らない。それで誕生祝いに野下は清水の舞台から飛び降りたつもりで550円を投資して「ノドグロッ!」と注文したけど…哀しいかな「よくわかりませんでした」だと。
この野下に試合が始まると大阪本社から当番デスク稲見誠が「おい、そこの客は熱いからな、負け試合やと荒れるぞ」と脅しが入った。その心配も新井の一発で吹っ飛びこうなりゃおハコのJFKで…ケリをつけた。
♪岩が屏風か 屏風が岩か 海女の呼ぶ声 東尋坊…(三国節)さて『岡田一座』お次の巡業先は福井である。
- 新井、史上11人目の全球団制覇となる4号2ランでトドメ!
- 足場の悪さもなんの!下柳、30代“ラス闘”無傷の5勝目
- 今季初スタメン!桧山、二回エラーの汚名返上“ええ仕事打”
- 守備で魅せた!鳥谷、好捕から生還阻止し追加点を許さず
- 余裕!藤川、ガタガタのマウンドで2連打浴びても14セーブ目
- 平野、失策で先制点許す…つなぎの打撃もできず試合後は無言
- 久保田は1失点反省しきり&ウィリアムス、八回無失点に抑える
- 金本、大竹からまたも快音!4打数2安打で3試合連続安打
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