2008年05月12日 更新

44日ぶり復“勝つ”JFK!ジェフ1回0封、心強いのォ〜

試合後、2人の子供を抱きしめるウィリアムス。心境はパパの日!?(撮影・竹内明)

試合後、2人の子供を抱きしめるウィリアムス。心境はパパの日!?(撮影・竹内明)

 (セ・リーグ、阪神3−1横浜、8回戦、阪神6勝2敗、11日、甲子園)五月晴れ、JFKが揃い踏み−。阪神はジェフ・ウィリアムス投手(35)が復帰。八回を無失点に抑え、開幕戦以来、44日ぶりの藤川&久保田との鉄壁リレーが実現した。試合は3−1で快勝。トラが誇る三本の矢がチームをさらに加速させる。

 セ界の荒波にも恐れることはない。不沈のJFKが再び、動き始めた。ウィリアムスが帰ってきた。4万3512人の前で復帰挨拶。リーダーをみんなが待っていた。

 「お立ち台に上がるとは思わなかったけどね。きょう戻って来れて、本当によかったよ!! 少し緊張していたが、マウンドに上がったら気持ちよかった。ナーバスが消えたよ」

 2点リードの八回。出番が巡ってきた。「自分でもフォームを忘れるくらい長かったな」。あのときも相手は横浜。3月28日の開幕戦(京セラD)以来、44日ぶりの職場におどけた。いきなり仁志に初球145キロを左前へ運ばれたが、金城を最速148キロで二ゴロ併殺。村田はスライダーで空振り三振。わずか8球で直球7球と力でネジ伏せた。

 「久保田は調子を落としていたみたいだが、自分が戻ったことでブルペンのメンバーも自信を持って投げられると思う。自分にも、チームにも嬉しいよ」

 オフは薬物騒動に巻き込まれ、面目躍如を誓った。開幕後に左肩に違和感を感じ、4月3日に抹消された。試合は毎日テレビ観戦。「辛かったしフラストレーションも溜まったよ」。同時に沸き上がったのは仲間への感謝の思い。「チームが好調だからこそ、時間をかけて万全に治すことができたんだ」。今月上旬には福岡で3日間の検査入院。大のイタリア料理好きは、来日6年目で初めて3食和食の生活を体験。想像以上にキツかったが「これもいい経験になるはず」。9日の昇格時にはチームや報道陣にピザを差し入れ。そして本当の恩返しは、これからの投球だ。

 「余裕のある時に投げさせたかったけど、関係ないわな。1点でも勝ち越していたら…。ジェフが戻って、久保田も久々に3人で締めた。そういう形で再スタート切れたのが大きい」

 昨季、揃い踏み51試合で42勝5敗4分けの盤石リレーの復活に岡田監督の声が弾んだ。

 「JFKは万全の状態で頑張っていくよ。優勝旗を持って来たい」

 連敗を「2」で止めた頼もしい左腕は試合後、シェラ夫人、2人の子供と熱い抱擁。母国・豪州も母の日。赤いカーネーション代わりに感謝の白星を届けた。ジェフから始まる再進撃。豊富な先発陣に、やっと3人の男たちが加わった。どこを探しても、死角は見あたらない。

(堀 啓介)

★虎党のお母さんたち「勝てて本当によかった」

 ナインからのプレゼントだ!! 「母の日」の勝利に虎党のお母さんたちは大喜び。歓喜の六甲おろしが球場を包み込んだ。

 和歌山市から駆けつけた斉藤安喜子さん(70)=主婦=は息子の克二さん(41)に招待されての観戦。「金本選手の400号が見られたら最高でしたね。でも、連敗していたので、勝てて本当によかった」とえびす顔。「赤平コンビ最高! 走塁を見ていても、2人とも速いのでホレボレしますね」とは木津川市の植村朋子さん(39)=主婦。ほぼ毎週末観戦するという神戸市の田原千春さん(50)=小学校教諭=は「ウィリアムスも戻ってきたし、久保田も抑えられてよかった。これからもガンガンいってほしい」と男性顔負け? の熱いエールを送っていた。