2008年05月12日 更新

バルディリス来日“初”ヒット!激走二塁打、闘志のヘッド

バルディリスは7回、待望の来日初安打

バルディリスは7回、待望の来日初安打

 (セ・リーグ、阪神3−1横浜、8回戦、阪神6勝2敗、11日、甲子園)無我夢中だった。フラフラと上がった打球が右翼線ギリギリに、ポトリと落ちると、バルディリスは躊躇することなく二塁へ。頭から滑り込み、ユニホームは泥まみれになった。

 「初ヒット? ありがとう! 次の塁を狙っていくのは当然だからね」

 七回無死、代打で登場すると、左腕・吉見の内角直球にバットが自然と反応した。5打席目にして初の「Hマーク」は、嬉しい二塁打となった。

 不振のフォードに代わり、2日に育成枠から支配下登録になると、即一軍合流。二軍で5本塁打を記録しているが、現状では右の代打。試合前は実戦感覚を失わないように浅井、坂らと甲子園で練習した後、二軍・中日戦(鳴尾浜)に出場。2打席(四球と三ゴロ)をこなした後、甲子園にとんぼ返りして、初安打をマークした。

 左の代打には桧山がいるのに対し右は手薄。B砲が結果を残せば、さらに戦力の厚みは増す。「(初ヒットの)ボールを持っているから、みんなにサインしてもらって飾っておくよ」。球団初の育成枠助っ人から貴重な戦力へ。バルディリスが脱皮を図る。

(小松 真也)

 

■アーロム・バルディリス(Aarom Baldiris)内野手

 1983年1月5日、ベネズエラ・カラカス生まれ、25歳。07年はヤンキース傘下2Aトレントンに所属、オフにベネズエラのウィンターリーグに参加。阪神にテスト入団し、5月2日に支配下選手登録。3日の中日戦(ナゴヤD)では九回無死満塁の場面に代打で初出場。押し出し死球で初打点を記録。5試合に出場し、4打数1安打、0本塁打、1打点、打率・250。1メートル88、86キロ。右投げ右打ち。年俸1000万円。背番号「52」