2008年04月20日 更新
連勝5でストップ!初モノ・村中に好調虎打線が2安打1点

引き揚げる金本と新井

一回二死二塁、三振に倒れた金本(背番号6)
(セ・リーグ、ヤクルト4−1阪神、2回戦、1勝1敗、19日、神宮)う〜さぶ〜っ。阪神が、強風吹き荒れる神宮の天候そのままのお寒い試合を演じた。初モノのヤクルト・村中恭兵投手(20)に、金本知憲外野手(40)、新井貴浩内野手(31)が好機に凡退だ。打線もたったの3安打(村中には2安打)で5連勝でストップ。伏兵に足をすくわれて…油断大敵ですぞ!!
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突然、止まってしまった。好調だった虎打線があれれ…。初対決の村中にわずか2安打1点。20歳にもてあそばれ、連勝も5でストップ。寒風ふきすさぶ神宮がますますお寒い。金本もお手上げだ。
「真っすぐが速かったな。球に力もあった。意外とクセ球よ。手元で変化したりな。やっかいな相手になる? きょうくらい投げられたらな」
2度もAK砲が封じられた。一回一死二塁。先制の好機に、新井はフォークで、金本もフルカウントから外の真っすぐで続けて空振り三振に。1点を返して反撃ムードにわいた三回一死一、二塁でも、新井は投ゴロ、金本も遊飛に倒れた。自慢のAK砲が共倒れでは、どうしようもない。
2人そろって無安打となれば今季初の屈辱だった。なんとか八回に金本が2番手・押本から右前打したのが、唯一の意地だった。
「相手より自分の問題です。精神的じゃなく、基本的なこと。ストライクを見逃して、ボールを振ってたら打てるわけないじゃないですか!!」
新井が声を荒げた。連続安打も9試合でストップ、4打数無安打にイライラ。7回で交代した村中に狂わされた打線は結局、今季最少の3安打。岡田監督もAK砲の沈黙を敗因にあげた。
「新井もカネ(金本)も、初回からタイミングが合わんような空振りやったな。抑えられたというより、つかみどころなくズルズルいった感じ。一、三回に1本(ヒットが)出ていればな」
とんだ伏兵に手も足も出なかった。首位を快走する勢いは、こんなことではビクともしないはずだが…。春の珍事で終わらせるためにも、20日の3戦目は必勝! 開幕7カード連続勝ち越しを決める!!
(野下 俊晴)
■データBOX
◎…阪神は20日のヤクルト戦に勝てば開幕から7カード連続の勝ち越し。球団新記録を更新するとともに、53、71年の巨人のセ・リーグ記録に並ぶ。53、71年の巨人はともに優勝している。1リーグ時代も含めると阪神の7カード連続勝ち越しは38年春以来70年ぶり(このときは1カード1試合)、史上2度目となる。開幕に限らない阪神の連続勝ち越し記録は05年6−7月の9カード。
◎…阪神の1試合3安打以下は昨年10月2日の横浜戦(横浜)で2安打完封されて以来。昨年は3安打が3試合、2安打が3試合の計6試合で、すべて完封負けした。
★足使えば次回村中攻略できる
“初対決”の村中に、七回まで関本の2安打のみ。相手をほめるべきだろう。
球種は真っすぐ、スライダー、フォーク。特に上背があるわけでもなく、角度が大きいわけでもない。ただ、フォークを左打者に思い切って投げていたのが印象的。左対左は、意外にフォークが投げにくいと言われているだけに、金本さん、鳥谷らには効果的だった。そのフォークは、球速が遅く、真っすぐにスピードがあっただけにその球速差で右打者の新井などもタイミングが取りづらいようだった。
初ものに弱い、というチームの特徴を見せてしまったわけだが、問題は次、どう対応していくか。カギは赤星、平野の1、2番だろう。この試合も一回、赤星が出て平野が送った一死二塁のケースを作っている。もし、あの場面で一本出ていれば、状況は大きく変わっていたはず。俊足コンビが塁上を賑わせる展開を作っていけば、攻略は十分に可能だ。
(久慈照嘉 サンケイスポーツ専属評論家)








◆村中について阪神・広沢打撃コーチ
「年に何十敗もするけど、(きょうは)反省だね。ボールにキレもあったし、少し動いていた。ウチの3、4番が抑えられるんだから、点は入らないよ」