2008年04月19日 更新
得点圏打率.625!鳥谷、“決勝打”でイヤ〜なムード一掃

五回、鳥谷は無死満塁で勝ち越しタイムリーを放った
(セ・リーグ、ヤクルト2−6阪神、1回戦、阪神1勝、18日、神宮)セ界2位の得点圏打率はダテじゃない。雨中の激闘をタテジマの流れに持ち込んだのは「最強の6番」鳥谷だった。
それは五回だ。ヒットと四球、エラーで“プレゼント”された無死満塁のチャンス。打ち崩せそうで攻略しきれなかった先発・リオスのストレートをたたいた打球は詰まりながらも右前へ。勝ち越しタイムリーだ。
「その前の打席、いい場面でゲッツーだったですからね…。どんな形でもと思ってました」
背番号1が悔やんだのはその直前の第2打席。一死満塁から引っ張った打球は一塁・リグスがベースを踏んで本塁送球。三走・新井がタッチアウトとなる最悪の併殺。悪天候同様、試合の流れまでどちらに転ぶかわからなくなっていた。
鳥谷は名誉挽回の舞台を待ち、そしてモノにした。この試合前までの得点圏打率は.667でリーグトップ。この日はゲッツーのあとの2度目の満塁で“決勝打”。得点圏打率は.625とやや下がったが、それでも阿部(巨人)の.667に次いで堂々の2位だ。
「打点は1人でできることじゃないですから」とどこまでもクール。それでも首脳陣は熱く高く背番号1を評価した。普段から“初ものに弱い阪神”を嘆いていた広沢打撃コーチも「新しい外国人対策は課題だったからよかったね。よく打ってくれた」と、新たな難敵・リオス攻略の口火を切ってくれた鳥谷に感謝しきりだ。
四回一死一塁の守備では、畠山の打球が安藤のグラブを弾くと、転がってきた打球に逆をつかれたが二塁で封殺した。悪天候も何のその。攻守に大活躍だった。
「いい流れできていますから、それを切らさないようにしたいですね」と鳥谷。その言葉に偽りはない。こんな勝負強い男が6番にいるチームが負けるはずがない。
(上田 雅昭)
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