2008年03月27日 更新
秋に勝利の美酒や!開幕戦“4割男”新井でダッシュ決める

御神酒を受ける新井。当然、秋は勝利の美酒に酔う!!(撮影・森田達也)

鳴尾浜で快音を響かせた新井
猛虎に朗報−。28日の開幕戦(京セラD)で激突する横浜・三浦大輔投手(34)が26日、開幕メンバーから漏れた。通算33勝14敗のトラキラーの離脱という“追い風”を受け、岡田彰布監督(50)は最近5年間の「開幕戦」の打率4割を誇る新井貴浩内野手(31)を軸にイッキの3連勝を狙う。
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指揮官の願いを感じ取っていたのだろうか。スイングを重ねるごとに打球の力強さが増した。屋外では最後の全体練習。左翼ネットにブチ当てる新井の弾丸ライナーに岡田監督は夢を乗せた。
「開幕は長丁場のシーズンの1試合やけど、いいスタートをゲームの中で切ってほしい。そこが一番よ。新井? 移籍組とか新しい戦力は特にな。みんないいスタートを切りたいやろうけど、それ以上の気持ちがあるやろな」
ファンよりも熱く新戦力の満点デビューを願っている。投手では阿部、野手では平野。そして新井。鳴尾浜でのフリー打撃。右方向へ打球を飛ばしていたFA砲は徐々に力を入れた。51スイングでサク越えは「1」。鮮やかな「一本締め」だった。
ジャパンの4番は「開幕戦」の大暴れが得意技。過去5年間の初戦の成績は20打数8安打。2本塁打で5打点。04、05年は開幕戦の打席に立てなかったが「第1戦」では結果を出してきた。一方、金本の5年間の開幕戦成績は18打数2安打で打率.111。アニキはもともとスロースターターだけに、何とも心強い「4割男」だ。
指揮官と選手として新たなタッグを組む両者に、朗報が届いた。セ・リーグから公示された横浜の開幕メンバー28人に「三浦」の名前がなかった。右肩痛が原因で通算33勝14敗のトラキラーが離脱した。「三浦さんが回避? でも、全く知らない投手がくるわけじゃない」。新井は多くを語ろうとはしなかった。相手が変わって歓迎もしないし、身構えることもない。自然体で、そのときを迎える。
代役開幕の寺原の阪神戦成績は4戦3勝。新井は、その右腕から昨季、本塁打を放った。中継ぎ左腕のマットホワイトは左ひざの違和感でメンバーに入りながら、阪神戦は帯同しない。過去の数字、そして現状。死角は見あたらない。
「どうなってもいいように準備しておくだけです」
流れに任せて、開幕を待つ新井。指揮官はこう続けた。「相手の開幕投手で打順が変わる? それはないよ。こっちのベストでいくだけ」。第2戦はウッド、最後は高崎の両右腕が予想ローテ。不利な条件はない。背番号「25」が快音を響かせ、将が一戦必勝のタクトをふるう。虎党の誰もが望むロケットスタートを現実にする。
(大沢 謙一郎)







