2008年03月27日 更新

ベイ打線に借り返すで!球児“気合”注入のブルペン40球

40球で最終調整を終えた球児

40球で最終調整を終えた球児

球児の表情が本番モードの証しだ

球児の表情が本番モードの証しだ

 心配無用!! 阪神・藤川球児投手(27)が26日、鳴尾浜で40球の投球練習をみせれば、23日のアスレチックス戦(東京D)で2/3回5失点降板したジェフ・ウィリアムス投手(35)も奇しくも同じ球数で微調整。右足親指のまめで25日は別メニュー調整だった久保田智之投手(27)は練習に復帰した。JFKが足並みを揃えて、3・28に向かう。

 ピリピリムードとは無縁の笑顔が弾けた。たぎる闘志を胸に秘めた藤川の開幕準備が整った。短いフレーズに、その思いが込められていた。

 「気合を入れました」

 鳴尾浜のブルペンで剛速球がうなりを上げた。3日ぶりの投球練習で約40球を熱投。課題に挙げていた、真っすぐを上からたたきつけて投げる感覚が戻ってきた。そして改めて“目標”を口にした。

 「リリーフを失敗しないようにがんばります」

 開幕戦で当たる横浜には大きすぎる借りがある。優勝争いが佳境に入った昨年9月24日(横浜)。1点リードの八回に登板したが、逆転を許してチームの連敗は「5」となった。25日は延長十回にサヨナラ打を浴び、まさかの2試合連続敗戦投手。26日も敗れ、1位通過の可能性が完全に消滅した。結局、チームは悪夢の8連敗を喫した。球児の横浜戦成績は1勝2敗6セーブで防御率3.55。苦い記憶ばかりが残った。

 やられたら分は、倍返しでやり返す。シーズン無敗宣言は、煮え湯を飲まされたベイ打線への果たし状だ。

 仕上がりに不安はない。最終調整登板の場だった22、23日の日米親善試合。ウィリアムスが2/3回5失点、久保田が右足親指にまめを作った東京ドームの硬いマウンドの影響は、まったくない。「僕は投げやすかったですよ」と適応能力の高さを示した。

 もちろん、その“後遺症”はない。そんなことで、調整は狂わない。そんなヤワな男ではないことは、過去の実績が証明している。

 「(最終確認は)特にないですよ。髪を切りに行きますけどね」

 あとは身だしなみを整えるだけ。貫禄と余裕が漂う背番号22は、つめを研ぎながらそのときを待っている。

(川端 亮平)