2008年05月15日 更新

日本ハムにサヨナラ呼んだダル!テーピング巻き執念の続投

サヨナラ勝ちにベンチ前でジャンプして喜ぶダルビッシュ(左)(撮影・浅野直哉)

サヨナラ勝ちにベンチ前でジャンプして喜ぶダルビッシュ(左)(撮影・浅野直哉)

延長十一回にサヨナラ左犠飛を放った高橋(右)は、チームメートに追いかけられて引きつった表情(撮影・戸加里真司)

延長十一回にサヨナラ左犠飛を放った高橋(右)は、チームメートに追いかけられて引きつった表情(撮影・戸加里真司)

 (パ・リーグ、日本ハム4x−3ロッテ、11回戦、日本ハム6勝5敗、14日、東京ドーム)土壇場でドラマが起きた。延長十一回に2点を勝ち越されたが、追いついてなお一死一、三塁。高橋の左犠飛でサヨナラ勝ちが決まると、ダルビッシュは一塁ベンチを勢いよく飛び出し、右手人さし指を突き上げながら歓喜の輪に加わった。

 「マイケルが(勝ち越し2ランを)打たれたけど、みんなでつなぐ気持ちがこういう結果になりました」と高橋。お立ち台で声が弾んだ。

 劇的勝利を呼び込んだのはダルビッシュだ。六回、神戸の打球が左手首を直撃。痛みはあったが、七回からテーピングを巻いて続投した。「折れたと思ったけど、(丈夫に産んでくれた)お母さんのおかげですね」。8回5安打1失点、130球の力投だった。

 右腕の注目度は米国でも高く、スポーツ専門テレビ局ESPN(電子版)が現地時間13日、ダルビッシュの特集記事を掲載。父・ファルサさん(47)の「個人的にはニューヨークとかボストンが好き。彼がそこに行くかどうかは彼の判断」とのコメントも紹介した。周囲は騒がしくなってきたが「絶対に勝ちたい試合でした」と、エースはシーズンに集中する。

(吉村大佑)

◆延長十一回に同点の右前適時打を放った日本ハム・小谷野

 「根性です!! とにかく同点に(追いつきたい)という気持ちでした」

◆サヨナラ勝ちに日本ハム・梨田監督

 「きょうは全員野球だ」

★武田久が2回0封、パ初100HP

 同点の九回から2番手で登板した武田久が2回を無失点に抑え、パ・リーグ初となる100ホールドポイント(HP)を達成。貴重な中継ぎ右腕は「これからも1試合1試合、積み重ねていくだけです。パ(リーグ)で初というのはうれしいですね」と喜んでいた。

★稲葉が途中交代

 稲葉篤紀外野手(35)=ロッテ11回戦(東京ドーム)の試合中に右臀部(でんぶ)の張りを訴え、七回の守備から大事をとって交代。アイシング治療を行い、15日の出場は様子を見て決める。