2008年05月12日 更新

ノムさん、苦笑“ハハ…”の日 名刺もらって、楽天負けた

試合前のメンバー交換でバレンタイン監督(右)から名刺をもらった野村監督はとりあえず大爆笑。ところがこれ、ノムさんの大嫌いな“パターン”で…(撮影・戸加里真司)

試合前のメンバー交換でバレンタイン監督(右)から名刺をもらった野村監督はとりあえず大爆笑。ところがこれ、ノムさんの大嫌いな“パターン”で…(撮影・戸加里真司)

 (パ・リーグ、ロッテ6−1楽天、8回戦、楽天5勝3敗、11日、千葉)前代未聞の奇襲で、敗戦は見えていたのか。田中の乱調に相手先発・清水の好投。鮮明なコントラストが描かれた完敗劇。試合前のメンバー交換時に、落とし穴が仕掛けられていた。

 「名刺を受け取ると勝てないんや! アイツ知っとったんか」。メンバー交換を終えた野村監督が渋面を浮かべた。その手には、ロッテ・バレンタイン監督から渡された京都・峰山高OBだという人物の名刺があった。

 ヤクルトの監督時代から、試合前に名刺を受け取ると負けるというジンクスがある野村監督。楽天では周知徹底されている。だが試合直前、敵将がグラウンドで第三者の名刺を手渡すという非常識な行動までは、さすがに想定外だった。

 当のバレンタイン監督は、9日に失敗したバントシフトを「1世紀前の野球。ただのかっこつけや」と野村監督に酷評されたからか、「名刺は休みに電話してもらってアドバイスでももらえればと思ってね」と皮肉を見舞った。「同じ学校だというので野村監督に伝えただけ。ジンクス? これから毎回名刺を持っていこう」と涼しい顔で話した。

 試合では拙守を重ねたフェルナンデスに、「敵の選手が若干1名、ウチにいたな。マー君は自責ゼロ」と“懲罰交代”させた野村監督。試合後は「イヤな予感がしたんや」と意気消沈した。

 ボビーの奇襲で3位転落。微妙な心理戦となった3日間は1勝1敗1雨天中止の痛み分け。さて、次のバトルは…。

(加藤俊一郎)

★マー君、今季最短KO

 田中は毎回の10安打を浴びて5失点。今季最短となる4回0/3でKOされた。四回に一塁のフェルナンデスがゴロを後ろにそらし、2点二塁打になるなど不運もあったが「関係ないです。守りに助けられることもあるし」と責任を痛感。「(KOは)去年も何試合かあった。次に生かしていきたい」と18日の首位西武戦(Kスタ宮城)に気持ちを切り替えた。

◆田中について楽天・紀藤投手コーチ

「ちょっと体がだるそうだったけど、状態が悪くても失点は最低限に少なくしていかないといけない」