2008年05月10日 更新
村中7回を3安打0封!ヤクルト、完封リレーで3位浮上

村中が八回途中まで3安打無失点の好投をみせた
(セ・リーグ、ヤクルト1−0広島、4回戦、2勝2敗、9日、神宮)MAX146キロの堂々とした投球。それとは裏腹に、3度目のお立ち台では緊張から目に涙を浮かべた。
「かまないか心配で…。きょうは守りに入らず、攻めの姿勢で投げられたのが良かった。先取点を与えないことを意識しました」
九回一死までノーヒットノーランを続けながら敗戦投手になった3日の巨人戦(神宮)の悪夢を振り払った。
連打を浴びて迎えた四回一死一、三塁。「前回よりもストレートが良かった」と、4番・栗原を真ん中高めの直球で遊ゴロ併殺打に仕留めると、好守をみせた宮本に何度も頭を下げた。
「アイツをライバルとは認めないです」と笑うが、1歳下の増渕の存在が刺激になっている。遠征先でもいつも一緒で、埼玉・戸田寮では互いの過去の登板をDVDで見て分析し合っている。
ところが、3日の登板だけは1人きりで見直した。それでも「九回に打たれた場面だけは見ることができませんでした…」。大記録を目前で逃した悔しさ。布団に入っても何度も目が覚めた。
リベンジの思いをこめた125球。八回途中わずか3安打の快投に高田監督も「開幕時は立ち上がりが心配だったけど、この前に続いて素晴らしい投球をみせてくれた」と大絶賛だ。
「自分の投球のレベルが試合ごとに上がっているのを感じます」。急成長を続ける20歳。チームを力強く3位に浮上させた。
(長崎右)
■村中・前回登板VTR
5月3日の巨人戦(神宮)に先発した村中は、八回まで無安打の快投。0−0のまま九回に突入し九回一死から、亀井に初安打となる右中間二塁打を浴びると二死一、二塁から、代打・大道に右中間2点二塁打を喫し結局、3失点。試合も0−5で敗れた。

★早出特打ち効果ガイエル
ガイエル=写真右=が四回、右翼席に決勝の9号ソロ。打撃不振から脱出しようと敢行した早出特打ちの効果が出た。4月22日の広島戦以来、14試合ぶりの本塁打に「入ってくれてホッとした。打つときに体が伸び上がらないように修正した。(打撃コーチの)八重樫さんに言われたんだよ」と感謝しきりだった。

★松岡、無欲でピシャリ
2番手の松岡=同左=が村中の勝利をアシスト。八回二死一、二塁で登板し、アレックスを右飛に打ちとった。4連投の押本の代役として、守護神・林昌勇へのつなぎ役をしっかり務めた。「何も考えずにいきました」と無欲の登板を強調。高田監督は「プレッシャーのかかるところでよく抑えた」と絶賛した。
◆自己最速タイの157キロを武器に、今季10セーブ目を挙げたヤクルト・林昌勇
「(球速は)意識していない。これで全球団からセーブがとれた。相手も研究してくるだろうから、こちらも研究して対応したい」
■スワローズ・ダイアリー
「野球に飢えていますね。早く試合に出たいです」。左太もも裏肉離れからの復活を目指す捕手の川本が、埼玉・戸田球場で流れる汗をふいた。 高田監督も「そろそろ試合に出られるみたいだね」と期待を寄せる26歳は、早ければ14日のイースタン・リーグ巨人戦(ジャイアンツ球場)で実戦復帰する予定だ。 5日に右脇腹肉離れで戦線離脱した青木も、栗田聡フィジカルディレクターとジョギングを開始した。リハビリ組の復活が、チーム浮上の起爆剤になる。
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◆村中の好投にヤクルト・荒木投手コーチ
「球自体は前回の方がよかったけど、(コントロールなど)他の部分でカバーしていた」