2008年05月10日 更新
岸が西武の5連勝呼び込む!今季最大5.5差で首位独走

4勝目を挙げてスタンドの声援に応える岸。西武特急は止まらない
(パ・リーグ、オリックス2−3西武、10回戦、西武7勝3敗、9日、京セラD大阪)力のない後藤の飛球がポトリと左前に落ちる。大記録が夢と消えても、表情を崩さなかった。岸が七回一死まで無安打の快投で、チームの5連勝を呼び込んだ。
「(3)四球を出したので、打たれているような感じでした。無安打無得点? 僕より野手の方に意識させてしまった」
7回1安打無失点と文句のない結果でも、23歳の右腕はクールだった。キレのある直球とチェンジアップを自在に操り、3連勝中のオリックス打線を手玉に取った。ここ2試合は通算16回を投げ、被安打はわずかに3と好調をキープだ。
気分はさながら“主人公”だった。登板前には東北学院大時代にのめりこんだ、フジテレビ系ドラマ『プライド』のDVDを関係者から譲り受け、全編を見直した。アイスホッケーに情熱を燃やす木村拓哉が演じる主人公に、自らを重ね合わせ気合を注入していた。
これで貯金を12とし、2位とは今季最大の5.5差とした。渡辺監督も「打線が苦戦しているときに投手ががんばる。投打がかみ合ってきている」とご満悦。止まらない西武特急の“動力”は強力打線だけじゃない。
(高橋潤平)
★ブラゼル、9戦ぶり12号
ブラゼルが1点リードの六回、貴重な追加点となる12号ソロを右中間席に運んだ。自身9試合ぶりの一発は、ドジャース時代に指導を受けたこともあるという敵将への“恩返し弾”となり「若いころに野球を教えてもらったコリンズ監督の前で打ててうれしい」と笑顔だった。
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◆岸の好投について西武・小野投手コーチ
「低めに集められればもっと楽に勝てる。期待しているからこそ要求が高くなるんです」