2008年05月10日 更新
内海、5回6失点KOで対竜3戦3敗…巨人、逆転負け4位転落

ライバル竜に勝てない内海。ベンチの原監督(左端)も頭が痛い(撮影・大橋純人)
(セ・リーグ、巨人4−7中日、7回戦、中日5勝2敗、9日、東京ドーム)つらい、くやしい、やるせない…。五回、内海が中村紀に被弾。この回4点目となる2ランを左翼席に運ばれると頭を下げたまま、じっとマウンドを見つめた。
「結果がコレなんで、言いようがない。きょうは1人で投げ切りたかったけど、それが逆に力みになった」
5回9安打6失点。三回までは緩急の効いた投球を披露していたが…。昨季4勝1敗と相性が良かった中日相手に今季は3戦3敗となった。
首脳陣にとっても大誤算だ。前カードの阪神3連戦(東京ドーム)では6日の高橋尚の3回1/3が最長イニング。上位球団に先発陣が全く歯が立たない現実が浮き彫りになっている。
「投手の精度をよくしないと。先発は役割をまっとうしていないね」。先発の柱として期待する内海にも裏切られ、4位転落で原監督の表情もさえない。
試合を観戦した渡辺恒雄球団会長は「はい上がってAクラスを死守しないと。トップになる必要はない」。改めて3位以内でクライマックスシリーズ進出を厳命したが…。いつになったら強い巨人が見られるのか。
(伊吹政高)
◆中日戦3敗目の内海について巨人・尾花投手総合コーチ
「調子は悪くないが、打たれている以上、何も言えない」
★小笠原が小笠原から初HRも笑顔なし
小笠原が小笠原(中日)から初ホームラン。3点を追う六回に同姓の左腕から7号ソロを放った。前日8日の猛打賞(3安打)に続き、この日も2安打1打点の活躍。それでもガッツはチームの敗戦に、「何とかしたかった。このままでは終われない」と厳しい表情だった。
★阿部、故障以外で今季初のスタメン落ち
不振の阿部が、故障以外では今季初のスタメン落ち。代わってマスクを被った加藤は二回に先制適時二塁打を放ったが、リード面で投手陣を助けることができず意気消沈。「テツ(内海)と話し合いながらリードしたけど、チームに貢献できなかったのが悔しい」と今季初スタメンにも渋い表情だった。
◆四回に今季1号ソロを放つなど2安打1打点の巨人・木村拓
「(1号は)今年一番の当たり。でも、自分のことよりチームが勝ってほしかった」
■データBOX
巨人は前日8日に今季初の「再逆転勝利」をマークしたが、この日は逆転負け。今季19敗中13度目と、約7割がこのパターン。最近15年で逆転負けがシーズン敗戦数の半分以上だったのは97年(72敗中40度=最終4位)と04年(64敗中40度=同3位)の2度だけ。ともに優勝を逃しているが…。
★上原、ブルペン115球
不振で2軍調整中の上原が、4月27日の降格後2度目のブルペン投球を行った。フォーク、スライダーを交えて115球。ファームでの登板日について、吉村2軍監督は「本人が納得する状態になったら、話し合って決める」。登板は5月中旬になりそうだ。
(ジャイアンツ球場)
■ジャイアンツ・ダイアリー
日焼けしたサウスポーコンビが東京ドームにやってきた。2軍で調整している林と金刃が1軍の練習に参加。原監督や尾花投手総合コーチが見守る中、室内ブルペンで投球を披露した。昨オフ左ひじ手術を受けた林は今年初めてのドームに「試合をするよりも緊張した」と苦笑い。シュートやフォークなど新球を披露した金刃は「ボクは『研修生』の身ですから。ここ(1軍)でデカイ顔はできません」と恐縮していた。
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◆巨人・滝鼻オーナー
「内海は途中よかったが、(五回に)4点か。あれが痛かった」