2008年05月08日 更新

ハマキラー襲名?ノビノビ20歳の快投!燕・増渕が2勝目

20歳の若き右腕がヤクルトを救った。増渕が2勝目をあげた(撮影・塩浦孝明)

20歳の若き右腕がヤクルトを救った。増渕が2勝目をあげた(撮影・塩浦孝明)

 (セ・リーグ、横浜1−2ヤクルト、7回戦、ヤクルト4勝3敗、7日、横浜)勝利の瞬間、三塁ベンチで荒木投手コーチに肩をたたかれると、増渕は満面の笑みを浮かべた。

 「連敗を止められてよかったッス!! 低め低めという意識で投げられたのが良かった」

 3日に20歳の誕生日を迎えた右腕が“大人の投球”をみせた。5度目の先発で初の無四球。4月2日に続いて横浜戦2戦2勝と“ハマキラー”ぶりを発揮し、チームの連敗を4で止めた。

 ツバメのヤングパワーが連敗を4でストップした。登板前日の6日夜、埼玉・戸田寮の部屋で1年先輩の村中といっしょに自分の過去の投球をDVDで分析。「打たれているのは高めばかり。低めを攻めないとダメ」と2人で確認した。

 荒木コーチからのキツ〜い“誕生日プレゼント”も効いた。中9日と登板間隔が空き、誕生日の3日にはダッシュ倍増などを命じられ、「あのミニキャンプが効きました」と感謝した。2年目右腕の成長に高田監督も「次も期待できる内容。投げるたびに成長している」と絶賛した。

 「僕はまだ育ち盛りですから(笑)」。ハイスピードで成長する20歳の増渕が、チームの停滞ムードを吹き飛ばした。

(長崎右)

■裏話

 ここまで4戦で10四球と制球に苦しんでいた増渕。荒木投手コーチから「ボールと友達になれ」と、ランニングやダッシュ中もボールを持つことを義務づけられている。 しかも増渕が持っているのは、141.7−148.8グラムと定められた公式球より3倍も重い、420グラムの“重量ボール”。「林昌勇さんが使っているのを見て参考にしました」。2勝目は、この手首を強化する効果があるボールのおかげ?

◆増渕についてヤクルト・荒木投手コーチ

「よく攻めていた。逆球は(村田の一発の)1球だけだった」

★燕・畠山、逆転2号2ラン

 畠山がチームを救った。宮出が送りバントを失敗(結果は三振)した直後の七回一死一塁で右翼席に逆転の2号2ラン。九回には右前打を放ち、プロ8年目で初の猛打賞(1試合3安打以上)も記録した。「連敗中だったのでなんとかしたかった」と気持ちの一打を強調した。

■スワローズダイアリー

 ここまで7試合に先発して1勝4敗、防御率5.09。波に乗れないリオスに、うれしいプレゼントが届いた。 6回4失点で初勝利した4月12日の巨人戦(神宮)。抑えの林昌勇がスタンドに投げ入れたウイニングボールをキャッチした男性が、「リオスが欲しいんじゃないか」と関係者を通じて届けてくれたのだ。 一時はあきらめていた記念球を手にしたリオスは「本当にいいのかい?ありがとう」と大感激。ファンの気遣いが復調のきっかけになる?

★青木、長期離脱へ

 ヤクルト・青木宣親外野手(26)が7日、都内の病院でMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受け、『右脇腹の肉離れ』と診断された。1軍復帰まで最低でも3、4週間はかかる見込みで、長期離脱は避けられない状況となった。

 青木は4月中旬に右脇腹を痛め、痛み止めの薬を服用して出場を続けてきたが、4日の巨人戦(神宮)の打撃の際に悪化させ、5日に出場選手登録を抹消されていた。

 小林チーフトレーナーは「全治(までの期間)は分からないが(抹消期間の)10日間よりはかかるかもしれない」と見通しを語った。