2008年05月06日 更新

原巨人3度目3連勝で3位キター!阿部がV打でスランプ脱出

完全復調?! 五回に左中間へ勝ち越しの二塁打を放ち、一塁ベースを回る阿部=撮影・大里直也

完全復調?! 五回に左中間へ勝ち越しの二塁打を放ち、一塁ベースを回る阿部=撮影・大里直也

 (セ・リーグ、ヤクルト4−6巨人、9回戦、巨人5勝4敗、5日、神宮)やっぱり頼りになります!! 巨人・阿部慎之助捕手(29)が5日、ヤクルト9回戦(神宮)の五回、決勝の3点二塁打を放った。完全復調を告げる主将の一打によって、巨人は開幕カードで3連敗を喫したヤクルトに3連戦3連勝。3位に浮上し、6日からの阪神、中日との6連戦(いずれも東京ドーム)に弾みをつけた。

 フルスイングで捕らえた打球はグングン伸びて、左中間を破った。2−2の同点で迎えた五回二死満塁。一塁走者ラミレスの生還を見届けると、阿部は両手を高々と突き上げた。

 「体が反応しちゃった。いいところで打ててよかった」

 初球、外角への際どいスライダーを平然と見送った。2球目は、またもスライダー。待ってましたとばかりに、思い切り踏み込んでたたいた。その後、石川の暴投で三進し、ゴンザレスの右前適時打で生還。チームメートにハイタッチで迎えられると大きく息を吐き、どっかりとベンチに座りこんだ。

 2月の宮崎キャンプから改造しているフォームが、少しずつ結果につながってきた。「左中間スタンドにたたき込むイメージ」という新フォーム。もともと、右翼方向には天才的な打撃をしていた阿部が、さらなる高みを目指している。

 「inside・pull、outside・wait(内角は思い切り引っ張れ、外角はしっかり引きつけろ)」

 金色のサインペンでヘルメットの内側に書いている言葉だ。身長よりも低い打率1割台をさまよっていた4月下旬、ラミレスのアドバイスが立ち直るキッカケだった。内角球に詰まり、外角球に泳いでフォームを崩していた阿部を見かね、金言をくれた。最後に付け加えられたのは「自分を信じてスイングしろ!!」。3日の2号、4日の猛打賞に続く決勝打で、スランプに決別だ。

 これで今季3度目の3連勝。ヤクルトに開幕カード3連敗の借りを返して3位に浮上し、6日から東京ドームで竜虎を迎え撃つ。「3位? 狙いは3位じゃないから何とも言えないな。あしたからの6連戦をしっかり戦います」。原監督は上位2チームとの6連戦に向けて気持ちを引き締め直した。

 上原、高橋由、二岡、李承ヨプがいない巨人を、主将2年目を迎えた阿部が引っ張る。

(桜木理)

★まな娘に勝利プレゼント!阿部「ボク似っていわれる」

 子供のためにも頑張らなければいけない。阿部は4月18日に生まれた長女を眞子(まこ)ちゃんと命名し、「笑ったときにエクボができるのが、ボク似っていわれるんですよ」。秋篠宮さまの長女、眞子さまと同名のまな娘は今月末まで、愛知にある夫人の悠さんの実家に滞在。パパは自宅に戻ってくる日を心待ちにしている。

★高橋由が練習再開「そこまではひどくない」

 前日4日に腰痛で出場選手登録を抹消された高橋由が練習を再開。患部以外のウエートトレやストレッチなど軽めの練習を行った。昨年10月のクライマックスシリーズでも腰痛で離脱しているだけに長期化が懸念されるが、「そこまではひどくないと思う」と高橋由。GW明けにも病院で検査を受ける予定だ。

(ジャイアンツ球場)