2008年04月29日 更新

楽天・一場が“カラッポ投法”で復活…28日に一軍再合流

一場が来月1日に汚名返上のマウンドにあがる

一場が来月1日に汚名返上のマウンドにあがる

 不振のため2軍落ちしていた楽天・一場靖弘投手(25)が28日、1軍に合流。5月1日のオリックス戦(スカイマーク)に先発する。8日の日本ハム戦(札幌ドーム)では7点リードをもらいながら自滅。その後、カウンセリングに通うなど復活に必死な一場が、余計なことは考えず名付けて“カラッポ”投法での汚名返上を誓った。

 29日から始まる9連戦。先発が足りない状況で一場の1軍昇格が決まった。ローテの谷間となる5月1日のオリックス戦に先発する。

 好調な先発陣にあって開幕ローテでただ一人、未勝利なのが一場。8日の日本ハム戦では、序盤に7点のリードをもらいながら突如制球を乱し、三回途中でまさかのKO。「7点もらって信じられない」と野村監督はあきれ顔で2軍行きを通達。それ以来の1軍登板となる。

 野村監督から「心の病では?」と心配された一場は、福島大学の教授のもとに通い、カウンセリングを受けた。「『何も考えるな』ということでした。確かに結果が出ているときは何も考えず、見下ろしてマウンドに立っていた」。いい意味で頭を空にする“カラッポ投法”が、一場の新スタイルだ。カウンセリング後は2軍戦で2試合に先発し、16回を1失点。成果は表れている。

 「自分にとって第2の開幕です。周りの投手が調子いい? そういうのは気にしません」とさっそく無心?の一場。この日の練習では明るい表情を見せていたが、果たして心の闇は本当に晴れたのか。真価が問われることになる。

(越智健一)

★背信投球VTR

 8日の日本ハム戦(札幌ドーム)で、楽天は二回表の集中打で7点をリード。先発の一場は二回まで無安打3奪三振と快調だったが、三回に先頭の工藤に初安打を許すと、3四球で押し出しを与えて三回途中4失点KO。結局、チームも7−8で逆転負け。野村監督は「気の弱い投手はバイバイ」と一場の2軍降格を即決した。