2008年04月28日 更新
ボカチカ2戦3発6打点の量産モード!西武が3連勝で首位快走

二回に2ランを放つボカチカ。2試合で3発の大暴れだ(撮影・江角和宏)

八回にも4号を放ったボカチカは、ナインの祝福にパンチでお返し?!(撮影・江角和宏)
(パ・リーグ、西武10−3オリックス、9回戦、西武6勝3敗、27日、西武ドーム)3発を含む12安打でオリックスを粉砕した。主役は2アーチを含む3安打4打点の『恐怖の9番』ことボカチカだ。
「最初は戸惑ったけど日本の投手に慣れてきた。今はバットの芯でとらえられているよ」
二回に3号2ラン、八回に4号ソロを左翼席に打ち込んだヒーローが胸を張る。前日26日に1軍昇格し、2試合で5安打3本塁打6打点の大当たり。母国・プエルトリコではボクシングの元ウエルター級世界王者、ミゲル・コット(27)のジムで自主トレを行い、“パンチ力”を身につけた。
1日のオリックス戦後に風邪をひき、打率1割台の不振も重なって4日に2軍落ち。ストレスもたまって体重が5キロも落ちたが、母・ヘイリーさん(55)から電話で「何をしているの。もっと頑張りなさいよ」と激励され、バットを振り続けた。
3戦計10発&29得点。3連勝で貯金を今季最多の「6」とした渡辺監督も「1番から9番までみんな調子がいい。きょうも効果的な一発が出た」と意気揚々だ。黄金週間を最高のスタートを切ったレオ軍団の快進撃は、まだまだ止まりそうにない。
(高橋潤平)
★活躍の陰に“特製カルテ”
ボカチカの大活躍の陰に、西武独自の“特製カルテ”の存在があった。2軍野手全員の指導内容や体調、打撃の課題などを顔写真つきの“手作りカルテ”にまとめ、定期的に1軍首脳陣に提出する制度で、大久保打撃コーチが発案。渡辺監督も「結果的に負傷した松坂の代わりに昇格したが、ボカチカは近日中に1軍に上げるつもりだった」と誇らしげだった。
■ボカチカ(Hiram Bocachica)
1976年3月4日、プエルトリコ生まれ、32歳。レックスビル高から94年ドラフト1巡目でエクスポズ(現ナショナルズ)入団。昨季はアスレチックス、パドレスでプレー。メジャー通算成績は273試合に出場し打率.215、15本塁打、37打点。今季は9試合に出場し打率.320、4本塁打、10打点(27日現在)。1メートル81、88キロ。右投げ右打ち。既婚。年俸5000万円。背番号55。
★帆足、8回2失点2勝
帆足が8回5安打2失点の好投で2勝目を挙げた。五回まで1安打と快調なペースで試合の流れを引き寄せ、味方打線の大量得点を呼び込んだ。「野手のみなさんが点を取ってくれたので、テンポよく投げられた。今年の西武は強いと思います」と投打がかみ合っての快勝に充実の表情だった。
◆四回に2点二塁打の西武・栗山
「ここ何試合か打点がなかったので、ほっとしました」
■データBOX
西武がここ3試合で10本塁打。29試合でチーム本塁打は両リーグトップの36本になった。1試合平均1.24本で、このペースでいくとシーズン178本となり、昨季の126本(リーグ1位)を大幅に更新する勢いだ。ちなみに西武のシーズン本塁打記録は1980年の219本。
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◆五回に3号3ランの西武・細川
「体を開かないように右に打つイメージで行けとコーチからアドバイスされた。打球は左翼だったけど…」