2008年04月26日 更新

優勝予告弾だ!西武のG.G.佐藤、球団通算7500号

一回二死、G・G・佐藤が右翼席へチーム通算7500号となる5号ソロを放つ(撮影・江角和宏)

一回二死、G・G・佐藤が右翼席へチーム通算7500号となる5号ソロを放つ(撮影・江角和宏)

 (パ・リーグ、西武9x−5オリックス、7回戦、西武4勝3敗、25日、西武ドーム)弾丸ライナーが左翼席に向けて発射された瞬間、力強く両こぶしを上げた。延長十一回二死満塁。選手会長の赤田が劇的なサヨナラ満塁弾で死闘に決着をつけた。

 「最高の気持ちです。練習でもあんな打球は出たことないです。サヨナラ本塁打なんて今まで記憶にないのに、『満塁』までつくなんて」

 普段は冷静なチームリーダーの声もお立ち台で上ずりっぱなしだ。カウント0−1から真ん中にシュートを見逃さずフルスイング。この日は左右の両打席に立ち2安打4打点で尊敬する元同僚の松井稼頭央(アストロズ)ばりの活躍だ。松井稼にもらったバットを毎日振り込む男が、海のむこうの先輩にもうれしい知らせを届けた。

 チームで築いた大記録が劇勝を呼び込んだ。一回二死からG.G.佐藤が右越え4号ソロを放ちチーム通算7500号を達成。1987年に秋山(現ソフトバンクチーフコーチ)が同4500号を放ってから、500号ごとの“記念アーチ”が出た年はすべてリーグ優勝しており、これ以上ない吉兆が出ていたのだ。

 「大事な試合で最高のゲームだった。メモリアル弾が出た年は優勝? ぜひあやかりたいね」

 渡辺監督も顔を上気させて興奮を隠せない。負ければ首位陥落の大一番を乗り切りがっちり首位キープ。波に乗ったレオ軍団の快進撃は、まだまだ止まらない。

(高橋潤平)


■データBOX

 【1】西武のG.G.佐藤が一回に放った本塁打は、球団通算7500号の記念弾(終了時7502本)。巨人(8619本)、中日(7587本)についで史上3球団目で、2リーグ制後(50年以降)に誕生した球団では初。チーム第1号は西鉄時代の50年3月16日(東急戦)に長谷川善三が記録。個人最多は清原和博(現オリックス)の329本。
 【2】延長十一回には赤田がサヨナラ満塁弾。昨年8月19日の巨人・阿部以来で、チームでは63年4月9日のロイ(当時西鉄)、79年10月3日の山崎裕之、89年8月13日のデストラーデ、94年4月9日の伊東勤、04年4月11日の和田一浩に次いで6人目(リーグ33人目)。延長ではロイ(十一回)に次いで2人目(同7人目)。

★松坂、右手小指を脱臼

 松坂健太外野手(22)は25日、オリックス7回戦(西武ドーム)の九回に左飛をスライディングキャッチした際、右手小指を脱臼した。26日に出場選手登録を抹消され代わりにヒラム・ボカチカ外野手(32)が1軍昇格する。