2008年04月25日 更新

日本ハム・小田が延長サヨナラ弾!2度の手術乗り越え大仕事

サヨナラ本塁打を放ち、森本(右)らからウオーターシャワーで祝福される小田=撮影・高橋茂夫

サヨナラ本塁打を放ち、森本(右)らからウオーターシャワーで祝福される小田=撮影・高橋茂夫

お立ち台では球団マスコットが祝福のキス=撮影・高橋茂夫

お立ち台では球団マスコットが祝福のキス=撮影・高橋茂夫

 (パ・リーグ、日本ハム3x−2オリックス、6回戦、日本ハム4勝2敗、24日、札幌ドーム)うれしさで声が震えていた。ヘルメットを被ったまま上がったお立ち台。突然、小田の目に涙があふれ出した。

 「夢みたいです。練習でもあまりスタンドに入らないのに。手術してから苦しかったけど…。こういう結果が出てうれしいです」

 2−2の延長十回。今季2度目のサヨナラ勝ちを演出する今季1号が右中間席へ飛び込んだ。本塁付近で待ち受けたナインから、水入りのペットボトルで歓喜のシャワーを浴びた。

 2004年に札幌へ本拠地を移転し、4月3日の西武戦で札幌ドーム初本塁打を放ったのがこの小田だった。着弾点の右中間席には記念プレートが残っている。

 華やかな過去もあるが、最近はけがに苦しんだ。04、06年に左太ももを2度手術。昨年は34試合の出場にとどまった。背水の陣で臨んだ今年は沖縄・名護キャンプから大村2軍打撃コーチと二人三脚でフォーム改造に着手。バットを寝かせる打法に変えた。そして、ブルペンに足を運んでは投手心理を聞き、打撃のヒントにした。

 19日のソフトバンク戦(札幌ドーム)では7年目の佐藤が決勝弾。この日はプロ11年目の28歳が勝利をもたらした。「レギュラー陣を追いつけ追い越せとなったほうがいい。きょう勝てたのは大きいね」と梨田監督。日替わりヒーローが、チームに刺激と活気を与えている。

(吉村大佑)

八回のピンチに渋い表情のダルビッシュ。9回2失点でサヨナラ勝ちにつなげた

八回のピンチに渋い表情のダルビッシュ。9回2失点でサヨナラ勝ちにつなげた

★ダルビッシュ9回2失点に反省、野手陣に感謝

 今季初の中5日での先発となったダルビッシュは9回2失点。防御率は0.69に下がり、トップを岩隈(楽天)に譲った。129球の粘投に「結果的に2点を取られたことはよくない。終盤に制球が甘くなり、ストライクを取りにいった真っすぐを打たれてしまった」と八回に喫した2点目を反省した。

 勝敗には関係なかったが、打線の奮起で今季の登板日はチーム6連勝。サヨナラ勝ちに「最後まであきらめていなかった。みんなに助けてもらいました」と野手陣に感謝した。

★中田がチーム2位の打率.254「もっと上がる」

 中田(大阪桐蔭高出)は2軍の全体練習でフリー打撃などで汗を流した。イースタン・リーグでは7試合連続安打と打撃好調で、打率もチーム2位の.254。1軍昇格に向けアピールを続けるルーキーは「前(投手寄り)に突っ込む癖もなくなってきました。(打率は)もっと上がると思います」と口も滑らか。

(鎌ケ谷)