2008年04月22日 更新

ダル“足長おじさん”になる!故郷・羽曳野市に1勝につき10万円寄付

故郷の子供たちのために寄付する絶好調のダルビッシュ。他球団の投手には“敬遠”されているようで…

故郷の子供たちのために寄付する絶好調のダルビッシュ。他球団の投手には“敬遠”されているようで…

 日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)が出身地の大阪・羽曳野(はびきの)市に、今季から公式戦1勝につき10万円の寄付を始めたことが21日、わかった。「子供の福祉に役立ててほしい」との希望で、同市は5月にも「ダルビッシュ福祉こども基金」(仮称)を設立予定。勝利数(4勝0敗)と防御率(0.42)で現在リーグ2冠の日本エースが、故郷の子供たちのために勝ち続ける。

 ダルビッシュが生まれ故郷の子供たちの“足長おじさん”になる。今季から公式戦1勝につき10万円を、大阪・羽曳野市に寄付する。

 「子供たちの夢を育てるお手伝いができればと思い、今シーズンから1勝につき10万円を羽曳野市に寄付させていただくことにしました」

 宮城・東北高出身のダルビッシュは中学まで羽曳野市で過ごし、昨年1月には地元で野球教室を開催。今回は、同市に2カ所ある児童養護施設に寄付される。折しも大阪府内の市町村は、財政難に加え、橋下徹府知事が打ち出した補助金カット方針に苦慮している。地元から飛び出したスター選手の協力に、同市広報は「感謝しています。そういうことも考えていかないと」と、特別表彰などを検討していく考えを明かした。

 球界を代表するエースは福祉活動に熱心だ。昨年は水不足に苦しむ発展途上国(対象は主にアジア・太平洋地域)のため「ダルビッシュ有 水基金」を設立。1勝するごとに10万円で昨季は15勝をマークしたことで150万円を寄付した。

 これは今後も継続し、2つの支援を並行することになる。「ファンのみなさんの応援に支えられた1勝が、子供たちの福祉に役立ててもらえればうれしいです。多く勝ちたい? そうですね」とダルビッシュ。今季は5戦4勝。すでに同市に振り込みを開始した。故郷の子供たちのため、ハイペースで白星を積み重ねていく。

(吉村大佑)

■羽曳野市

 大阪府の南東部、河内平野の中に位置する大阪市の郊外住宅地。「ぶどう」や「いちじく」などが特産品。また「古市古墳群」は日本最大級の古墳群のひとつ。南北朝時代に栄え、由緒ある神社、寺院などが多数存在する。1956年(昭和31)年に2町4村が合併し、南大阪町が誕生。同59年より市制を施行し、現名称となった。人口は約12万人、総面積26.44平方キロ。北川嗣雄市長。

★みんなが注目する次回先発は?

 絶好調のダルビッシュは、この日は完全休養日。24日のオリックス戦(札幌ドーム)に先発予定だ。今季初の中5日での登板となるが、18日のソフトバンク戦(札幌ドーム)では103球完投勝利。梨田監督は「そう(中5日に)なる可能性が強い。投手コーチに聞いても『いけそうや』ということなので」とエースに期待を寄せている。