2008年04月20日 更新
広島・高橋が5年ぶりの完封!39歳とは思えぬ力強い投球

5年ぶりの完封勝利を挙げた高橋(左)は捕手の倉と笑顔で握手(撮影・岡田亮二)
(セ・リーグ、広島1−0巨人、2回戦、1勝1敗、19日、広島)大声援の中、お立ち台に上がった高橋の目には光るものがあった。
「僕は完投も完封もしたことがあるけど、その味は忘れていたかな…」。2003年4月13日以来、5年ぶりの完封。16日に39歳になったばかりとは思えない力強い投球だった。許したのは5安打、今季両リーグ最短の2時間6分で試合を終わらせた。
昨年、2つ年上の佐々岡が引退し、チーム最年長になった。「40歳を超えても野球をやりたいという強い気持ちがある」。ロイヤルズの野茂にジャイアンツの藪。今季は海の向こうでも「39歳」が頑張っている。40歳手前だからこそ、大きな壁を越えようと力を振り絞る。現役へのこだわりが左腕の原動力だ。
家に帰れば、2人の娘(14歳と12歳)の良きパパ。報道陣から「ウイニングボールがいいお土産になるのでは」と問われると「いや、きのう買い替えてあげた携帯電話の方が喜ぶでしょう」。チームの連敗を4で止めた男は照れくさそうに笑った。
■データBOX
〔1〕広島・高橋の完封勝利は03年4月13日の中日戦以来、5年ぶり通算8度目。スコア「1−0」は02年8月28日の巨人戦以来、自身2度目。高橋は4月16日に39歳になってから初の登板で完封。「1−0完封」の年長記録では阪神・若林忠志の41歳1カ月(49年4月2日)、ロッテ・村田兆治の40歳8カ月(90年8月24日)などがある。 〔2〕チームの巨人戦「1−0勝利」は05年8月20日(〇黒田−Sベイル)以来で、1人の投手では前出の高橋以来。ソロ1本だけの得点で巨人に勝ったのは、89年9月9日(打者・西田、川口が完封)以来19年ぶり。
★ブラウン監督が激怒!梵に厳罰
ブラウン監督が厳しさを見せた。四回に三ゴロに倒れた梵が、一塁を駆け抜ける際にヘルメットをグラウンドにたたきつけたことに激怒。五回の守りに就いた後、高橋が1球投げた後に交代を命じるという厳罰を科した。梵はふがいなさに腹を立てての行動だったようだが、指揮官は「彼に対して頭にきた。野球に対して失礼な行動だ。そういう時にはこういう処置をする」と吐き捨てた。
◆五回に決勝ソロを放った広島・シーボル
「貴重な一発で勝ちに貢献できてよかった。打てないときも前向きな気持ちでやっている」
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◆高橋について広島・小林投手コーチ
「ほとんどが投手有利のカウントで、すきのない投球だったと思う。言うことないです」