2008年04月20日 更新
ガッツにバント指示、ゲッツー…原巨人チグハグ攻撃で完封負け

四回無死一、二塁でバントを空振りした小笠原。やはり慣れないことはやらせない方が…(撮影・春名中)
(セ・リーグ、広島1−0巨人、2回戦、1勝1敗、19日、広島)親子連れが目立つ土曜の午後。球場にどよめきが起きた。四回無死一、二塁で3番小笠原がバントの構えをした瞬間だ。首位打者2度、本塁打王、打点王を各1度獲得したスラッガーに、送りバントの指示が出た。
「相手がチャンスをくれた形だったので、次の打者は自分を殺してバントして4、5番で点を取りにいく。いちばん得点できる確率の高い作戦だった」と原監督。
小笠原は今季の得点圏打率がわずか.083。一回にもヒットエンドランを空振りし、飛び出した一走の亀井が二塁でアウトになっていた。
だが、公式戦で一度も犠打を成功させたことがない3番は、1ボールから空振りとファウル。追い込まれると強攻して二ゴロ併殺打に倒れ、続く高橋由も凡退して好機をつぶした。
前日18日は改造オーダーで完勝したが、この日は2時間6分(今季両リーグ最短)で、39歳の高橋に5年ぶりの完封勝利をプレゼント。期待の坂本、守備力を買って三塁に起用している古城が相次いで失策するなど誤算続きで好投の木佐貫を見殺しにし、指揮官は「0点じゃ勝てないね…」と声を絞り出した。
今季2度目の零封負けで、相手先発が左腕のときは2勝7敗1分け。試合後、伊原ヘッドコーチを中心に野手担当のコーチ6人が緊急会議を開いた。カード勝ち越しへ、20日はエース上原を中4日で先発マウンドに送る。
(牧慈)

★木佐貫、1失点完投も報われず
先発の木佐貫は8回3安打1失点の力投も報われず、今季初黒星(2勝)を喫した。フォークがさえたが五回にシーボルに痛恨の一発を浴びた。「僅差の試合では先制点を取られてはいけない。これを肝に銘じたい」。無得点の打線より、自らの課題を口にした。
◆“完投負け”の木佐貫に巨人・尾花投手総合コーチ
「非常に粘り強い投球をしてくれた」
★坂本&古城、連続失策に猛省
坂本と古城の三遊間コンビが連続失策を犯した。六回にアレックスの遊ゴロを一塁へ悪送球した坂本は「捕球のあとに焦ってしまった。気持ちを切り替えてやりたい」と猛省。直後には古城が併殺を焦り、簡単なゴロをファンブル。失点にはつながらなかったがミスが相次いだ。
◆拙攻続きの打線に巨人・伊原ヘッドコーチ
「バントのサインが多いのは、不振の打線の状況を考えれば仕方がない」
■ジャイアンツ・ダイアリー
Gナインきってのサンスポ読者である大道は、いつもサンケイスポーツを購入してくれている。チーム一ともいわれる競馬通は、20日に行われる皐月賞のことが頭から離れない様子。お気に入りは東京レース部のメーンライター、加藤隆宏記者だとか。 広島遠征中はサンケイスポーツ・東京版を見られないため、関係者を通じて情報を入手。同記者も一押しのマイネルチャールズに二重丸をつけ、「ボクはカトちゃんと心中です」と悲壮な?決意。さて結果はどうなる!?
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◆バント失敗のあと、併殺打に倒れた巨人・小笠原
「こういうのはきょうが最後。やることをやらないと流れが悪くなってしまう。今後は繰り返さないようにしたい」