2008年04月18日 更新

【大学】中大・高橋監督が就任後初勝ち点「タイトロープだ」

 東都大学リーグ2部(17日、神宮第2)2部の中大−拓大3回戦を行い、2−2の延長十二回に2本の3ランなどで7点を奪った中大が、9−2で勝利。2勝1敗として勝ち点1をあげた。高橋善正監督(63)にとって就任後初の勝ち点となった。

 辛口なコメントは、うれしさの裏返し。試合中は厳しかった高橋監督の表情が、勝利のあとは柔和になった。

 「タイトロープ(綱渡り)だね」

 二回に1点を先制しながら、その裏に2点を奪われ逆転を許した。六回に押し出し四球で同点に追いつき、延長に突入。十二回一死一、二塁で美馬健が左翼へ決勝の3ラン。さらに二死一、二塁で山際も3ランを放ち、勝負を決めた。

 「3ラン2発ねえ。早くやってくれりゃいいのに」と苦笑しながらも、指揮官は初の勝ち点奪取の余韻にひたった。

 現役時代は東映(現日本ハム)で完全試合。巨人、大洋(現横浜)などでのコーチ時代も指導力には定評があった。「ただ打ったり、投げたりじゃ試合では勝てないよ。どうすればいいの、と今は考えさせている。勝ち負けは監督の責任にすればいい」。豪快で緻密(ちみつ)な“善正流”で、1部優勝24度の名門を再生させる。

(田中浩)