2008年04月16日 更新

デキ悪くてもGキラー!中日・中田、対巨人戦6連勝!

5回6安打3失点で2勝目を挙げた中田

5回6安打3失点で2勝目を挙げた中田

 (セ・リーグ、中日6−3巨人、4回戦、中日3勝1敗、15日、ナゴヤドーム)だからGキラーと呼ばれる。中田が5回3失点で、06年9月から対巨人戦6連勝。昨年のクライマックスシリーズの白星も加えれば7連勝だ。

 「たまたまです」と謙遜(けんそん)するが、快投ではなくても巨人に勝つ、というのは大事な資質。中日のエースになる男は同時に「打倒巨人」の看板を背負っている。

 勝つには勝ったが、試合後はまるで敗者。「先制点を取られ、味方が点を取ってくれたあとにすぐ取られる。あれではチームにリズムを持ってこられない。そういうところをしっかりやっていかないと、これから苦しくなる」と流れの悪さを反省した。

 直球が走らず、途中からはカーブとスライダーを軸にして投げた。変化球主体という、らしくない投球。それでも四球はゼロ。前回、8日の阪神戦は7四球を出して敗戦。今回、四球がなくて勝ちがついてきた。

 これで2勝目。ただ、本人はもがいている。「急に良くなるときもあるし、変わらないときもある。いい方に変われるようにやっていきたい」。直球に本来の勢いを取り戻すため、試行錯誤が続いている。それもより高いレベルを目指しているからこそ。川上不在の中で、中田が存在感を増していく。

お立ち台の李(左)、谷繁(右)は笑顔でファンの声援に応えた(撮影・榎本雅弘)

お立ち台の李(左)、谷繁(右)は笑顔でファンの声援に応えた(撮影・榎本雅弘)

★6番・森野が4号!8番・谷繁は3安打

 四回、森野が追撃の4号ソロを放てば、谷繁が3安打2打点の大暴れ。勝負強さには定評があるが、昨季まで規定打席数到達者の中で3年連続打率最下位の谷繁。今季は好調を維持し、打率は.314まで上がった。相手エース上原を打ち砕いての勝利に「あしたは多分内海なんで、あしたも打ちたい」。頼もしい8番打者が気勢を上げた。

◆四回に勝ち越しの2点適時打を放った中日・李炳圭

「前の2打席はチャンスで打てなかったので、真っすぐを狙っていた」

★中継ぎ陣“完全”

 中田の後を受けた中継ぎのチェンと小林が好投し、反撃を断った。六回から登板したチェンは2回を無安打2奪三振。「コントロールが良かった。下半身をうまく使えた」。八回を3者凡退で岩瀬につないだ小林は「しっかり低めに投げられた。この調子を持続したい」と自画自賛した。

★川上、早期復帰へ

 11日に出場選手登録を外れた川上が、ナゴヤ球場でランニングやキャッチボールを行い「そんなにはかからないと思う」と早期復帰の見込みを語った。故障の個所については、チーム方針で明らかにしなかったが「吉見ら若い子が頑張っているから、ほっとしている部分がある」と明るい表情で話した。