2008年04月15日 更新

G投3本柱で3連勝へ!上原→内海→グラで竜斬り今度こそ!

15日に先発予定の上原は大粒の汗を流しながら調整。竜退治に気合十分だ=撮影・春名中

15日に先発予定の上原は大粒の汗を流しながら調整。竜退治に気合十分だ=撮影・春名中

 勝つ、勝つ、勝つ!! 昨年の宮崎春季キャンプでそう叫んだ長嶋茂雄終身名誉監督(72)もビックリの竜倒3タテローテだ。巨人は14日、川崎市のジャイアンツ球場で投手陣が練習。15日からの中日3連戦(ナゴヤドーム)で上原浩治投手(33)、内海哲也投手(25)、セス・グライシンガー投手(32)の先発3本柱を送り込む可能性が高まった。強竜相手の3タテ。無理のない計画? で一気に借金「3」を返済する。

 顔つきが違う。気合が違う。ジャイアンツ球場の室内練習場。上原、内海、グライシンガーの3人が、まるで競い合うかのように力強いミット音を響かせた。

 15日からは敵地で中日3連戦。原巨人が最大のライバルと位置づける宿敵との直接対決を前に、昨季の最多勝右腕(16勝)のボールがうなりをあげた。

 「調子は上がっている。きょうの投げ込みの感じも良かった」

 ブルペンで52球を投げたグライシンガーが汗をぬぐった。中5日で臨んだ前回登板のヤクルト戦(11日、東京ドーム)は、7回1失点で今季初勝利。次回登板は中6日で18日の広島戦(広島)先発が見込まれていたが…。この日はエアロバイクで有酸素運動を行うなど、登板3日前の調整だった。

 第3戦(17日)はこの男だ。1軍に昇格したばかりの野間口が本命視されていたが、12日のヤクルト戦(東京ドーム)で、一死も取れず2安打2四死球の2失点。チーム防御率2.09の投手陣を擁する中日戦で、グライシンガーを前倒しする可能性が高くなった。

 昨季のヤクルトでも中5日の間隔で登板し、最多勝を獲得しただけに「より多く投げたいので(中5日は)大歓迎」とニヤリ。15日の上原、16日の内海に続く『強竜3タテ』に自信をみなぎらせた。

 中日に3連勝すれば、借金も完済する。先陣を切る上原の口調も自然に熱を帯びた。「ここまでは本塁打が多いから、気をつけなあかんね。中日打線はバランスがいいしね」。

 開幕投手を回避してまで臨んだ1日の中日戦(東京ドーム)では完投したが、李炳圭と中村紀に一発を浴びて負け投手。8日の横浜戦も2被弾で引き分け。“3度目の正直”で今季初勝利をつかむ。

 「中日打線は調子が上がっていると聞いている」。名古屋入りした原監督は、巨人と並び18本塁打でリーグトップの強竜打線を警戒した。これ以上、借金は増やせない。一気の3タテで借金返済だ。総力戦で3差のオレ竜を退治、その先を走る5.5差の阪神を追いかける。

(星直樹)

★“マスクマン”内海は好調維持「大胆に投げたい」

 16日の先発が予想される内海はブルペンで熱のこもった投球練習。また、心肺機能を高める特殊マスクを装着してのダッシュも行った=写真。9日の横浜戦(横浜)で今季初勝利を挙げた左腕は好調を維持。中日について「(打線の調子が)上がってくるのはわかっていた。大胆に投げたい」と気合を入れ直した。

★巨人007が分析!中日打線に対しきっちり対策

 中日打線に巨人の007も警戒感を強めている。高田チーフスコアラーは「西武から和田が加入したことで、昨年より打線の破壊力が増している」と分析。15日の試合前ミーティングで、相手打者の傾向と対策を伝える。香田投手コーチも、中日のチーム本塁打数(18)が多いことを挙げ、「初球の入り方を気をつけなければいけない」と気を引き締めた。

★ゴンザレスが「6番・一塁」で15日スタメン出場へ

 不振で2軍に降格した李承ヨプに代わって、ゴンザレスが1軍に合流。15日の中日戦(ナゴヤドーム)では「6番・一塁」でスタメン出場する。「あす(15日)の試合は6番でやってもらうよ」と原監督。ゴンザレスも「調子がいいんだ。一塁の守りも問題ない」と目を輝かせていた。

(名古屋)

★金鍾勳氏が研修コーチ就任、2軍打撃コーチ担当

 巨人は韓国球界で活躍した金鍾勳氏(36)の研修コーチ就任を発表した。背番号は130で、2軍の打撃コーチを担当する。

■ジャイアンツ・ダイアリー

 先発陣でジャイアンツ球場に一番乗りした木佐貫の表情がさえない。前日13日のヤクルト戦で2勝目を挙げたが、人目を避けるようにコツン、コツン…。黙々とバント練習を繰り返した。
 前日の試合も含め、今季は3打席で送りバントを失敗。そんな特訓に内海が加わった。3球続けてバントを失敗する後輩の姿に思わずニヤリ。すると内海が「ぼくは3球。3打席も失敗していませんよ」。投手陣では勝ち頭の木佐貫だが、しばらくは肩身が狭いようだ。