2008年04月14日 更新

楽天、本拠地開幕8連勝で5割復帰!ノムさん「まさに内弁慶」

本拠地の連勝を8に伸ばし、ファンの声援に応える礒部(左)と鉄平(撮影・北野浩之)

本拠地の連勝を8に伸ばし、ファンの声援に応える礒部(左)と鉄平(撮影・北野浩之)

 (パ・リーグ、楽天12−6オリックス、6回戦、楽天5勝1敗、13日、Kスタ宮城)取られたら、それ以上に取り返す。満開に咲き誇る仙台の桜のように、楽天打線が華やいだ。今季最多の12得点に、野村監督は「本拠地8連勝? 不敗スタジアムですから。いつまで続くかな? どこまでも続けたいね」とご機嫌だった。

 田中が完封勝利を挙げた前日12日に名づけたKスタ宮城の“別名”を繰り返す。この日は先発9人中7人が2安打を放つ全員ヒーロー野球。指揮官は「オレがお立ち台に上がろうか?」とおどけ、「効率がよかったね。本塁打なしで12点。安打多くして得点が少ない楽天野球じゃなかったよ」と野手をたたえた。

 2安打4打点で正真正銘のお立ち台に上がった礒部も、チーム状態に胸を張る。「4、5番がいい感じで機能しているし、一人一人がやるべきことをしっかりやっている」。好調が続くフェルナンデス、山崎武の両主砲だけでなく、下位打線にも当たりが出てきたことが、今回の3連勝の大きな要因だ。

 「これで3度目のスタートラインですな。5割に戻ってまた仙台ならいいのに。旅に出るのが怖い。弁慶さん(内弁慶)がきているから、千葉にも連れていきましょう」

 15日からは千葉でロッテとの3連戦。その後は3カード連続で大好きな仙台が待つ。投打がかみ合っている今なら、内弁慶ではないことを証明できるはずだ。

(越智健一)

★ノムさんのつボヤキ

 (体を震わせながら会見場に登場)

 「寒い。きょうは真冬だよ。(朝井の)投球も寒かったけど。きょうの投球を称して、プレイフォーゴッド(神頼み)投法と申します」

 ――打線爆発です

 「取られたら取るのいい展開だった。いつもこうありたいけど、そううまくはいかない。1−0で勝てるなら、それが一番いいんだよ」

 ――5割復帰です

 「そうだね。これからですな。3度目のスタートラインに並んだといったところでしょう」

 ――やっぱり本拠地だと戦いやすい

 「いつの時代も本拠地は有利だけど、極端すぎるね。まさに内弁慶」

 ――ビジターでもこういう戦いができれば

 「ホテルでの過ごし方や体調管理に問題があるのかな。遠征では負けているから選手は遊びにいかない? じゃあ、帰ってくるな! ウチの選手はまじめすぎる。よく遊び、よく働けだ」

■データBOX

 楽天が今季10勝目。開幕20試合目での10勝到達は、昨年(21試合目)を上まわる球団最速。また、本拠地のKスタ宮城では8連勝で本拠地連勝の球団記録を更新中。プロ野球記録は65年南海(現ダイエー)が大阪球場、80年広島が広島球場でそれぞれマークした19連勝があるが、楽天はどこまで伸ばせるか。

◆今回の3連勝を予言していた楽天・山崎武

「3連勝するって言った通りだろ! 次は千葉(ロッテ戦)? 2勝1敗かな(笑)」

★朝井2勝目「野手に感謝」

 先発の朝井は制球に苦しみ、本塁打2本を許すなど内容は、いまひとつ。5回4失点での降板となり、大量援護に守られての今季2勝目に「野手の皆さんに感謝です」と笑顔はなかった。野村監督も「四回で代えようかとも思ったが、朝井はこれまで“好投報われず”が多かったからね。これで借りは返した。次からは厳しくいくよ」と不満そうだった。