2008年04月14日 更新

ソフトバンク“伏兵”仲沢の一振りで今季4度目サヨナラ

ヒーローの仲沢(右)は、王監督から握手で迎えられた(撮影・山下香)

ヒーローの仲沢(右)は、王監督から握手で迎えられた(撮影・山下香)

 (パ・リーグ、ソフトバンク5x−4西武、6回戦、3勝3敗、13日、ヤフードーム)同点の九回二死二塁。西武バッテリーはソフトバンク・川崎との勝負を避けた。代打も考えられた場面だが、王監督は「右左に関係なく打てる」と、仲沢をそのまま打席に送った。

 決断は吉と出た。伏兵の一振りは、今季4度目のサヨナラ勝ちとともに、5カードぶりの勝ち越しを呼び込んだ。

 本多の戦線離脱で定位置獲得の機会を得た8年目の25歳は、一、三回に犠打を決めた。2番の役割もきっちりこなし、指揮官は「仲沢がこれだけやってくれると大きい。つなぎ役も、ポイントゲッターもやっている」と目尻を下げた。

 多村、松中、小久保の中軸が今季初めてそろって打点を挙げ、チームの形も整いつつある。「6連戦をいい形で終われた」と王監督。貯金を再び1に戻し、3カード連続の遠征に旅立つ。


■仲沢 忠厚(なかざわ・ただあつ)

 1982(昭和57)年9月1日、福井県生まれ、25歳。敦賀気比高から01年ドラフト7位で中日入団。06年にソフトバンクへ移籍。昨季は2軍の主砲として打率.319、6本塁打をマークした。今季1軍では11試合に出場し、打率.296、0本塁打、5打点。通算成績は82試合、打率.189、2本塁打、16打点。1メートル80、77キロ。右投げ右打ち。既婚。年俸1000万円。背番号0。

◆サヨナラ打を放ったソフトバンク・仲沢 

「代打を送られるかと思った。僕が決めるつもりで打った」

★すべてサヨナラ!新人・久米もう3勝

 同点の八回二死から登板した新人の久米(明大出)が、リーグトップタイの3勝目を挙げた。いずれもサヨナラ勝ちで手にしたもので「感謝の一言しかないです」と照れくさそう。9試合に登板し、まだ無失点。終盤の大事な場面を任されているルーキーは「数字がついてくるのは気分がいいし、最高です」と素直に喜んだ。

◆五回に3号ソロのソフトバンク・多村

「バットの先だったが、よく飛んでくれた。拾うように打てた」

◆通算1500試合出場のソフトバンク・小久保=写真

「体を支えてくれた人に感謝したい。節目の試合は、勝てば思い出に残る」

■記録メモ

 ▽小久保(ソフトバンク)通算1500試合出場 13日の西武6回戦(ヤフードーム)で達成。プロ野球157人目。初出場は1994年4月9日のオリックス戦。

★井手が右足首ねんざ

 井手正太郎外野手(24)が西武戦(ヤフードーム)の四回の守備で右足首を痛めて途中交代した。福岡市内の病院で磁気共鳴画像装置(MRI)など精密検査を受けた結果、ねんざと診断された。出場選手登録から外れる予定。